普通のジャーナリングを書きながら、やりたい行動は後回しだった
以前のジャーナリングと行動の間に、どんな隔たりがありましたか?
以前から、朝と夜に普通のジャーナリングを書いていました。ただ、特に書く項目は決めていなかったので、だらだらと書いて「時間ばっかりかかる」と感じていました。それでも、ストレス解消にはなっていました。
仕事そのものは楽しくても、その後にやりたい発信は遅れがちでした。帰ってからの用事に追われ、「もう少し違う形も試したい」と思いながら、なかなか進められませんでした。
後回しにすると、どんなことが起きていましたか?
やった方がいいことの中にも、すぐにやらないと困るものと、しばらくは何とかなるものがあります。後者はだんだん後回しになり、そのぶん気が重くなっていました。
朝に外へ出ることも、ずっとやりたいと思っていたことの一つです。でも、着替えることや外で人に会うことなど、出かける前に面倒なことをいくつも考えて、動かないままになっていました。
「時間ばっかりかかる」──ジャーナリングを行動へつなげたきっかけ
これまでのジャーナリングに、どんな物足りなさがありましたか?
普通のジャーナリングでは、項目を決めずにだらだらと書き、時間がかかっていました。ストレス解消にもなっていましたが、ACTジャーナリングは書く項目が決まっていて、3分ほどで書けるところが良かったです。
夜のジャーナリングでも、進めたか、障害はあったか、そこから何に気づいたか、明日の自分へ何を残すかという項目に沿って、3分ほどで一日を振り返れました。ポイントを押さえて書けることに、効率の良さとスピード感を感じました。
今日の行動を先に書くと、何が違いましたか?
紙に書いた時点で、自分に宣言している感覚がありました。「この時間、この場所で実行する」と決めると、その時間になったときに思い出して動きやすくなりました。
できたことだけでなく、何が邪魔をしたか、そこから何に気づいたか、明日はどうするかも振り返りました。すると、「今日はここまでできたから、明日はこの部分を試そう」と、少しずつ調整できました。
時間・場所・妨げを先に決めると、着手しやすくなった
行動を始めるために、朝は何を書きましたか?
まず、今日やることを決め、いつ、どこでするかまで書きました。そのうえで、行動を邪魔しそうなものも考えました。
実際に一日を過ごすと、朝に書いた妨げが出てくることが多かったです。そのときは「来た来た」と気づき、あらかじめ決めていた対応を試しました。面倒さが出ないようにするのではなく、出たときにどう動くかを先に用意したんです。
「2分だけ着手する」は、どんな助けになりましたか?
私がよく決めていたのは、「2分だけ着手する」ことでした。全部を終えると考えると重くても、まず少しだけ始めるなら動けました。
実際には、始めるとそのまま続けられることもありました。最後までできると約束するのではなく、着手するところまでを自分との約束にしたことが、私には合っていました。
大きな課題を分け、自分との約束として動く
後回しにしていたことは、どう分けましたか?
一つの発信にも、考えること、準備すること、形にすることなど、いくつかの段階があります。そこで、「今日はこの部分だけ」と小さく分けました。
最初は、普段どおりでもできることばかりを置いていました。でも振り返ると、もう少しだけ負担があり、それでも大切だと思える行動の方が、自分にとって意味があると分かってきました。簡単すぎず、大きすぎない一歩を探しました。
仕事以外の日常では、どんな行動を選びましたか?
朝に書いた後、とりあえず外へ出ることを試しました。長く動くと決めず、短い時間でも外へ出る。出てしまうと気持ちが切り替わり、帰ってからも、気になっていた用事へそのまま動けることがありました。
大きく生活を変えるのではなく、最初の一歩を小さくする。それを一日の始まりに自分で選んだことが、ほかの行動にも広がっていきました。
自分から発するものを大切にし、人と挑戦を楽しむ
自分にとっての「発信」は、どんな意味になりましたか?
以前は、発信というと外へ出す文章や投稿のことだと思っていました。でも振り返る中で、話し方や振る舞いも、自分から相手へ発しているものだと気づきました。
自分の言葉や行動が相手へ届き、何かが返ってくる。そのやり取りまで含めて、私は「発信すること」を大切にしたいのだと思います。仕事だけではなく、身近な人や自分自身への言葉にもつながる価値です。
これから、どんな時間を増やしたいですか?
人と、やりたいことや叶えたいこと、普段考えていることを話し合いたいです。「それ、いいね」「やってみよう」と言いながら、一緒に新しいことへ挑戦する時間を増やしたいと思っています。
そのためにも、考えて終わるのではなく、今日できる小さな一部分を決めて動くことを続けたいです。
「やった方がいい」を後回しにしている人へ
変えたいことがあっても動けない人へ、伝えたいことはありますか?
私も、やった方がいいと思いながら、急ぎでないことを後回しにしていました。全部を一度に変えようとすると、始める前から重くなります。
そんなときは、今日する一部分だけを決め、時間と場所を書いてみる。何が邪魔をしそうか、そのときはどうするかも先に決めておく。そして、まずは少しだけ着手する。夜には、できたかどうかだけで終わらず、明日は何を変えるかを短く振り返る。私にとっては、その小さな繰り返しが、前を向いて動く助けになりました。