顔色を気にして、言葉を飲み込んでいた

以前は、仕事でどんなことに悩んでいましたか?

自分では正しいと思っていても、相手の顔色をうかがって、言えないことがありました。確認したわけでもないのに、「きっとこう思われているんだろうな」「これを言ったら嫌われてしまうんじゃないか」と、自分の中で想像していたんです。

結局、言わずに終わることが多く、それがちょっとしたトラブルになったり、人が離れてしまったりしたこともありました。意見を言えないことは、以前から自分の課題だと感じていました。

言えないことは、仕事の進め方にどう影響していましたか?

何かを伝えて改善したり、人に任せたりするより、「自分でやった方が早い」と思って、何でも自分でやろうとしていました。

でも、ずっと同じように抱え込むことは難しい。それでも人に言えず、自分が本当に取り組みたいことへ向ける余裕も少なくなっていました。

「自分の人生の舵は自分で握る」と決めた

何を変えたいと思って、向き合い始めましたか?

自分が正しいと思ったことを、相手の顔色をうかがいながらでも、きちんと言えるようになりたいと思っていました。

自分を変えたいという気持ちがあり、書くときには「自分の人生の舵は自分で握る」という方向をよく置いていました。仕事の後に自分がやりたいことをすることや、顔色を気にしても何かを言葉にすることを、その方向につながる行動として考えていました。

大切にしたい方向は、最初からはっきりしていましたか?

最初から、これが正解だと決まっていたわけではありません。自分にとってのありたい姿はどれだろうと、今も探りながら書いています。

分からないことを前提に、その時点で大切だと思う言葉を置き、行動してみながら調整してきました。

書いて振り返り、できなかった理由を探った

毎日の中で、どのように行動を決めていましたか?

朝に、その日に何をするかを具体的に決めて書き、コミュニティにも投稿していました。自分との約束を外に出すことで、「今日はこれをする」と意識しやすくなったと思います。

夜にも振り返り、できていなかったら、なぜできなかったのかを考えました。行動が抽象的すぎたのか、考えていた対処が合っていなかったのか。できなかったことをそのままにせず、次にどうするかを探っていました。

書いたのに動けない日は、どう受け止めていましたか?

最初からできたわけではありません。「分かってはいるけれど、できない」と感じることもありました。

そういうときは、自分がだめだと決めるのではなく、行動の決め方や対処の仕方を見直しました。少しずつ試しながら、できる場面が増えていった感覚です。

顔色を気にしながらも、言いたいことを伝える

不安や緊張が出そうなとき、どんな準備をしましたか?

私の場合は、不安、緊張、面倒さ、完璧にやりたいという考えがよく出てきました。以前は事前に想定していなかったので、いざ言わなければならない場面になると、不安や緊張に飲まれて、そのまま言わずに終わることが多かったんです。

書く中で、どんな感情が出そうかをあらかじめ考え、出てきたときに取れる小さな行動も考えるようになりました。不安や緊張はあります。それでも、それと一緒に行動へ移せたと感じる場面が出てきました。

顔色をうかがう自分との関わり方は、どう変わりましたか?

最初は、人の顔色をうかがうこと自体がだめだと思い、うかがわないようにしようとしていました。でも、長く付き合ってきた癖なので、どうしても気になります。

そこで、顔色を気にすること自体が悪いわけではないと気づきました。「顔色を気にしないようにする」から、「気にしながらも、自分の言いたいことを言うにはどうすればいいだろう」へ、考える方向が変わったんです。この切り替えは、自分にとって大きなものでした。

意見を伝えるようになって、仕事の進め方はどう変わりましたか?

改善した方がよいことを言葉にし、人に任せることを試すようになりました。何でも自分で抱えるのではなく、伝えて任せることで、自分自身が少し楽になりました。

そのぶん、自分が本当に取り組みたいことへ向けるようになったと感じています。

忙しさに流されず、本当に望む方向と向き合う

これから、何を大切にしていきたいですか?

日々の仕事の忙しさに流されるだけではなく、自分が本当にやりたいことや、ありたい姿と向き合っていきたいです。

何となく過ごしたあとで「あのとき、なぜやらなかったんだろう」と後悔するのではなく、自分の人生の舵を自分で握る。その方向から逃げずに、これまでの経験も生かしながら進みたいと思っています。

そのために、どんなことを続けたいですか?

大切にしたい方向を言葉にし、その日の具体的な行動を決めることです。できない日があっても、なぜできなかったのかを振り返り、また行動の置き方を調整していきたいです。

忙しさの中で違和感を抱える人へ

同じように、忙しい毎日の中で「何か違う」と感じている人へ伝えたいことはありますか?

私自身、日々忙しくしているけれど、何か違うんだよなという感覚がありました。

自分を変えたいと思っている方には、自分が何を大切にしたいのか、そのために今日どんな行動を選ぶのかを、書いて振り返る方法もあると知ってもらえたらと思います。