「土日までへとへとになりたくない」──怒りや不安に振り回されていた私に、立ち止まって考える余裕が生まれた

仕事で人から依頼を受けたり、誰かに教えたりする機会の多いりんりんさんは、以前、相手のちょっとした言動に強く反応していました。怒りや不安が一日の中で大きく動き、毎日ぐったりしていたといいます。

新しい仕事では、「完璧に段取りできなければ文句を言われる」と想像し、頭が真っ白になることもありました。失敗して「仕事ができない人」と思われたくない気持ちが、行動のブレーキになっていたのです。

そんなりんりんさんが、湧き上がった感情の背景を考え、今できる小さな行動を探す中で、どのように仕事や人との関わり方が変わっていったのかをお聞きしました。

Before

  • 相手の言動にすぐ反応し、怒りや不安で毎日疲れ切っていた
  • イライラが伝わる言い方で、相手に返すことが多かった
  • 完璧に準備できないと批判されると考え、新しい仕事で手が止まっていた
  • 失敗して能力を低く見られることを恐れていた

After

  • イライラに気づき、その背景と現実的な行動を考えられるようになった
  • 相手に任せる範囲を、落ち着いて説明できるようになった
  • 仕事でつまずいても、まずマニュアルを開くなど小さく動けるようになった
  • 相手の反応を想像で決めつけず、その場で確かめられるようになった

Contents

目次

  1. 感情の波に振り回され、毎日ぐったりしていた頃
  2. 「土日までへとへとになりたくない」──向き合い始めたきっかけ
  3. 湧き上がる感情の背景を考えられるように
  4. 「まず開いてみる」から、仕事が動き出した
  5. リラックスして力を出し、自分の時間もつくりたい
  6. 一人で答えを抱え込んでいる人へ

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監修者 / インタビュアープロフィール

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

合同会社デルタクリエイト代表社員
桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

小柳出紗季 プロフィール写真

インタビュアー:さき

CBTジム®運営スタッフ
CBTジム®勉強会講師
CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

感情の波に振り回され、毎日ぐったりしていた頃

以前は、どんな状態でしたか?

以前は、相手のちょっとした言動にすぐ反応して、カッとなったり不安になったりしていました。感情の浮き沈みが一日の中でジェットコースターのように動き、それだけでへとへとになっていたんです。

お互いに配慮し合い、気持ちよく仕事をしたいという思いが強くありました。自分がそうしている分、相手にも同じことを求めていたのだと思います。

仕事では、どんな反応をしていましたか?

相手から仕事を依頼された時、本来は相手がする範囲まで丸ごと任されたように感じると、「私はそこまではやりません」とイライラが伝わる言い方で返すことが多かったです。

新しい仕事に取り組む時は、「余計なことをすると文句を言われるのでは」「完璧に段取りできないと苦情が来るのでは」と想像し、頭が真っ白になっていました。どこから手をつけるつもりだったのかさえ、分からなくなることがありました。

「土日までへとへとになりたくない」──向き合い始めたきっかけ

自分の考え方と向き合おうと思ったのは、なぜですか?

感情に揺り動かされて疲れ切り、土日もへとへとで思うように過ごせないことを、なんとかしたいと思ったことが決定的なきっかけでした。

それまでも、感情の浮き沈みを落ち着かせたくて、メンタル系の動画を見たり、自己啓発本を読んだりしていました。ただ、一般的な知識を自分に当てはめるだけでは、なかなか変えられないと感じていたんです。

自分と向き合う上で、難しかったことはありますか?

自分の嫌な面を直視するのを避けて、「この方面はあまり深く見たくない」と止まりそうになることがありました。

それでも、ここは自分と向き合う場だと思い直し、飾らずに書いてみました。周りの方から温かいコメントをもらい、自分では気づけなかったところまで考えるきっかけをもらえたことが、続ける支えになりました。

湧き上がる感情の背景を考えられるように

最初に感じた変化は何でしたか?

怒りやイライラがふっと湧き上がることは、今でもあります。でも、「今、こういう感情が湧いてきた」と気づき、「どこから湧いてくるのだろう」と考えられるようになりました。

相手に悪意があると結びつけがちだったのですが、「ただ、よく分からないまま言っているだけかもしれない」と、別の可能性に気づけるようになったんです。

相手への伝え方は、どのように変わりましたか?

以前は感情的に「そこまではやりません」と返していた場面でも、今は「ここまでが私の範囲なので、それはお願いします」と落ち着いて説明できるようになりました。

自分の判断自体が大きく変わったというより、伝える時の感情や姿勢が変わった感覚です。相手にも、以前よりすっと伝わるようになったと感じています。

「まず開いてみる」から、仕事が動き出した

不安で手が止まった時、どう動けるようになりましたか?

会社の中の困りごとを見つけ、仕事の進め方をよくすることにも取り組んでいます。営業の方に必要な知識を身につけてもらうため、クイズを配信しようと考えたことがありました。

会社で使っているアプリで作ろうとしたのですが、使い方が分からず、マニュアルの用語も難しくて手が止まっていました。

そこで、まずマニュアルを開くことから始めました。過去に作られた例を見つけ、作った方に転用してよいか尋ねたら、より手軽な方法を教えてもらえたんです。一人でマニュアルとにらめっこしていた状態から、思っていたより早く配信を始められました。

人との関わり方にも、変化はありましたか?

複数人で話す時、以前は「自分が場を盛り上げないと」とプレッシャーを感じていました。一人で話しすぎて、終わった後に自己嫌悪になることもありました。

今は、みんなに話を振り、会話のキャッチボールをする方に意識が向いています。曖昧な言い方をされた時にも、相手の反応を怖がらず「こういうことですか?」と確かめられるようになりました。

リラックスして力を出し、自分の時間もつくりたい

これから、どんなふうになっていきたいですか?

気持ちの波に揺さぶられて疲れ、土日を思うように過ごせないことが、自分と向き合い始めたきっかけでした。

まだ、土日を十分に活かせているという実感はありません。緊張しやすい部分も残っています。これからも自分なりに振り返りを続け、リラックスして力を出せるようになりたいです。そして、自分のために使える時間もつくっていきたいと思っています。

一人で答えを抱え込んでいる人へ

同じように悩んでいる人へ、伝えたいことはありますか?

私は、自分の気持ちを落ち着かせたくて、動画や本をたくさん見ていました。AIに愚痴を書いて整理することもありましたが、人からもらった言葉には、自分だけでは見つけられない視点がありました。

一人で答えを出そうとするだけでなく、自分の背景を見てくれる人の言葉を借りることで、気づけることもあると思います。まずは、今つまずいているところを書き出し、小さく動けることがないかを探してみてほしいです。

CBTジム®で、感情に振り回される前に小さな一歩を探す

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。

相手の言動に強く反応したり、不安で手が止まったりする方も、感情の背景を見直すことで、落ち着いて伝える、まずマニュアルを開く、誰かに尋ねるといった小さな選択肢を増やしていけます。

\ のべ2,000人以上が参加済み!/

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