できなかった自分を責め、やる気まで下がっていた
以前は、自分で決めたことができない日をどう受け止めていましたか?
勉強や、その日にやろうと自分へ課したことができないと、「また今日もできなかったな」と自分を責めていました。
そうすると、次に取りかかることもおっくうになって、やる気や気力まで下がっていく。何となく一日が過ぎ、あとからできなかったことだけが残るような感覚がありました。
続けることには、どんな難しさがありましたか?
何かを始めてみようという好奇心は強い方だと思います。でも、手応えを感じる前に飽きてしまうことがありました。
決めた通りにできないと、「もういいや」と止めたくなります。続けられない自分を、さらに責めることもありました。
「自分との約束を守りたい」──書くことへ向き合ったきっかけ
何を大切にしたいと思っていましたか?
書くときには、「自分が決めた目標を守れる自分でありたい」とよく置いていました。
学びたいことがあり、そのために毎日どこまで進めるかを決めたいと思っていました。ただ、全部を完璧にやることよりも、まずは自分で決めた方向を忘れず、少しでも行動することを考えるようになりました。
完璧にできなくても続けようと思えたのは、なぜですか?
始めるときに、完璧を求めすぎず、力を入れすぎないで取り組むという案内がありました。
できないことがあったときも、「そうだったな、今日はできなかったな」と事実を見て、自分を責めない。そのやり方なら、できなかった日があっても次へ戻れると感じました。
できなかった事実を、責めずに記録する
書くことで、最初にどんな違いがありましたか?
それまでは、何となく一日が過ぎて、「今日もできなかった」と思うだけでした。書くようになると、何を決め、どこまでできたのかが記録に残ります。
全部できなかったとしても、何ができて、何ができなかったのかを振り返れる。自分を評価するためではなく、次にどうするかを考える材料ができたことが大きかったです。
続けやすくするために、どんな準備をしましたか?
記入する用紙を先に印刷して、起きたらすぐ、帰ったらすぐ書ける状態にしました。空欄が用意されていると、そこを埋めながら考えられるので、私には取り組みやすかったです。
その日の行動も、だんだん具体的に書くようになりました。全部はできなくても、「少し進められた」と思える日が増えていきました。
書いた行動を思い出し、一歩を選ぶ
書いたことが、日中の行動につながった場面はありましたか?
普段あまり話したことのない人に、自分から声をかけようと決めた日がありました。必ずしなければならないことではないので、「相手も忙しそうだし、わざわざ話さなくてもいいかな」と諦めそうになりました。
そのときに、朝、自分で行動に置いていたことを思い出しました。「せっかく今日の行動にしたのだから、やってみよう」と思って、声をかけに行けたんです。夜に振り返ると、自分で決めたことを実際にできた一日として書くことができました。
決めた通りに書けない日は、どうしていましたか?
朝に書くことはできても、夜は寝る直前まで予定を入れ、振り返る前に眠ってしまうことがありました。
以前なら、一度型から外れたことで止めていたかもしれません。でも、夜に書けなければ翌朝に回してもよいと知り、「できなかったから終わり」にはしませんでした。自分の生活に合わせて戻れることが、続ける助けになりました。
帰宅後の時間の使い方は、どう変わりましたか?
仕事では予定を立てても、自分の時間に同じことをしたことはありませんでした。そこで、帰宅してから何をするかを、時間割のように具体化してみました。
食事や休む時間も含め、そのあとにどこまで学ぶかを置く。全部を守れない日もありますが、「何となくできなかった」ではなく、どこを見直せばよいかが分かるようになりました。
すぐに変わろうとせず、続けて近づく
これから、どんな方向へ進みたいですか?
すぐに自分が大きく変わるとは考えていません。書くことを続けながら、その日に自分で決めたことを、少しずつ行動に移したいです。
できた日だけを積み重ねるのではなく、できなかった日も記録して戻ってくる。その繰り返しの先で、「自分との約束を守れる自分」に近づいていきたいと思っています。
そのために続けたい、小さな工夫はありますか?
すぐ書ける状態を作ることと、行動を具体的にすることです。
そして、決めた通りにできない日があっても、その一日だけで自分を決めつけない。できなかったことを確認し、また次の行動を置いていきたいです。
完璧にできないと止まりそうな人へ
同じように、続けられない自分を責めている人へ伝えたいことはありますか?
私も、始めても続かないことや、決めたことができずに自分を責めることがありました。
最初から完璧に続けようとせず、できなかった日も「できなかった」と記録して、また次へ戻る。小さく始め、できない日を終わりにしない方法もあると伝えたいです。