「将来のため」と思いながら、発信を動かせなかった
以前は、将来に向けた行動にどんな難しさがありましたか?
将来のために仕事の幅を広げたり、自分にできることを増やしたりしたいと思っていました。個人で発信する準備も、少しずつ進めていました。
でも、実際にはなかなか動かせませんでした。何かしなければと思いながら、長いあいだ止まっていて、もやもやすることが多かったです。
「将来のため」という言葉だけでは、なぜ動きにくかったのでしょうか?
将来への備えや、自分の力を増やすことは考えていました。でも、その先で自分がどんな体験をしたいのか、どんな時間を大切にしたいのかは、ぼんやりしていました。
やるべきことは見えていても、「私は何のためにこれをするのか」が自分の中でつながっていなかったのだと思います。
「このままで本当にいいのかな」──これからと向き合い始めたきっかけ
始める前、どんな迷いがありましたか?
嫌なことを避けたり、解消したりすることを考えてきました。大きな困りごとが少なくなった一方で、「では、この先をどうしたいのだろう」「このままで本当にいいのかな」と分からなくなっていました。
将来のために仕事の幅を広げたり、できることを増やしたりしたい気持ちはありました。でも、その先で自分がどんな時間を大切にしたいのかは、まだぼんやりしていました。
何を確かめたいと思い、書き始めましたか?
自分の人生をこれからどうしたいのか、自分が本当にやりたいことは何かを探したいと思いました。
ちょうど書き始められる機会があり、まずは用意されたやり方に沿って、毎日の価値と行動を置いてみることにしました。最初から答えがあったのではなく、行動したあとの感覚を振り返りながら、自分の進みたい方向を確かめようと考えました。
価値の言葉は、行動しながら調整できる
最初から、自分の価値をうまく言葉にできましたか?
最初は、価値を言葉にして何のためになるのだろうと思っていました。それでも、始めると決めたので、まずは用意されたやり方を試しました。
その日に大切にしたいことを置き、行動したあとで自分の感覚を振り返る。そうするうちに、やっていることの意味や、人の役に立てたときの喜びへ気づくようになりました。
一度決めた言葉は、そのまま使い続けましたか?
いいえ。実際に行動してみて、「この言葉は自分に合っているかな」「少しずれているかな」と見直しました。
大切にしたいことは、最初から正解を当てるものではないと思います。仮に置き、行動し、振り返りながら言葉を入れ替えてきました。その調整が、自分の方向を知る助けになりました。
緊張を予測し、それと一緒に声をかける
日常では、どんな行動を具体的に決めましたか?
人と話す場面で、もっと自分から関わりたいと思っていました。ただ「話す」と置くのではなく、「最近はどうですか」と聞くところまで、具体的な言葉を考えました。
何をするかが具体的だと、目の前の場面で行動を思い出しやすくなります。人へ声をかけることも、発信を始めることも、自分が大切にしたい方向へ進む一つの行動として置きました。
声をかける前の緊張とは、どう関わりましたか?
人へ話しかけようとすると、緊張していることが身体にも表れました。以前は、その反応に飲み込まれ、やめることが多かったです。
書くときに、声をかけようとすれば不安や緊張が来るだろうと、あらかじめ考えました。実際に緊張したときも、「予測していた反応が来た」「今、少し緊張している」と気づく。緊張をなくしてからではなく、それを抱えたまま、考えていた質問をすることができました。
発信は、どのように動き始めましたか?
自分が何のために発信するのかが具体的になったことで、止まっていた個人の発信を始めました。
大きな結果がすぐに出たという話ではありません。ただ、「将来のため」とぼんやり考えるだけだったところから、今日できる行動として動かせたことは、自分にとって大きな一歩でした。
人の役に立つ方向へ、できることを広げる
これから、何を大切にしていきたいですか?
自分にできることを増やし、困っている人へ役立てる方向を大切にしたいです。
そのために、仕事で使う力も、発信する力も、少しずつ広げていきたいと思っています。それが、自分で人生を選んでいる感覚につながっています。
どんな行動を続けたいですか?
その日に大切にしたい方向を置き、具体的な行動を一つ決めることです。
やってみたあとで、自分の感覚に合っていたかを振り返る。言葉が違うと思ったら調整しながら、これまで選ばなかった体験にも少しずつ行動を広げたいです。
やりたいことが分からない人へ
同じように、自分がどうしたいのか分からない人へ伝えたいことはありますか?
私も、嫌なことを避けることを考え続けたあとで、「では、これから自分の人生をどうしたいのだろう」と分からなくなっていました。
やりたいことが見えないときも、自分の中に何もないとは限りません。今日、大切にしたいことを一つ言葉にして、行動したあとの感覚を振り返る。そこから、自分が進みたい方向を探ることもできると思います。