人の指示と完璧さに追われ、自分の優先順位を持てなかった

以前は、何を優先して一日を過ごしていましたか?

人から何かを言われると、自分が今日やりたいことや、やるべきだと思っていたことより先に動いていました。優先順位をつけることが苦手で、頼まれた順に行動していたんです。

毎日忙しくしていても、心からやりたいことはできていない。「この過ごし方は本当に充実しているのだろうか」と、もんもんと考えていました。

完璧にしようとすると、どんなことが起きていましたか?

外へ出るための準備にも時間をかけ、整わないと動きにくいところがありました。「今は忙しい」「出かける時間がない」と考え、見たいものや、外で体を動かすことを後回しにしていました。

やりたい気持ちがあっても、準備の面倒さを大きく感じると、そのまま実行しない。自分が何に止められているのかも、以前はよく分かっていませんでした。

「書くのが苦手でも、続ける仕組みがほしい」──参加を決めたきっかけ

書くことには、どんな苦手意識がありましたか?

日記や日報など、日々の記録を取ることがとても苦手でした。仕事でも、言われてからようやく書くような状態でした。

書く習慣がなかったので、ジャーナリングも続けられるか不安でした。それでも、自分一人では続かないなら、あえて参加することで書く習慣を作りたいと思い、始めることを決めました。

続けるうえで、何が支えになりましたか?

自分一人ではなく、ほかの参加者も一緒に取り組んでいると感じられたことです。みなさんが日々書いている姿を見て、刺激を受けました。

私にとっては、書く内容だけでなく、続けている人がいる環境も支えになりました。記録が苦手な自分でも、まず今日の分を書いてみようと思えました。

大切にしたい方向から、「今日やること」を一つ決めた

毎日の行動は、どのように決めましたか?

自分が大切にしたい方向をいくつか考え、その中から、その日に意識するものを一つ選びました。そして、「今日はどうしてもこれをやる」という行動へ落とし込みました。

大切な人と楽しく過ごすこと、自分が幸せだと思える方を選ぶこと、心身を大切にしながら価値を届けること。そうした方向から今日の一つを選ぶと、人の指示だけではなく、自分の基準で一日を始められました。

一つを決めると、細かなタスクへの向き合い方はどう変わりましたか?

今日どうしてもすることが決まると、それを実行するために、「今のうちにこれをしておこう」と細かな準備へ早めに取りかかるようになりました。

全部を完璧に整えることより、決めた一つを前へ進めることを優先する。「完璧ではないけれど、やってしまおう」と考え、行動へ移せる場面が増えました。

完璧でなくても、やりたいことへ時間を使う

後回しにしていた楽しみには、どう時間を使いましたか?

見たい映画があっても、以前は後から見られるようになるまで待とうと考えていました。でも、「自分が幸せだと思える方を選ぶ」という方向から考えると、そこまで我慢する必要はないと思いました。

忙しくて時間がないと決めつけず、今日の一つとして置き、時間を作って見に行きました。外で体を動かすことも同じです。やりたいと思った日に予定へ入れると、時間を作って動けることがありました。

行動を邪魔するものには、どのように気づきましたか?

書いて振り返ると、暑さや寒さ、外へ出る準備が、自分にとって大きな妨げになっていると分かりました。

「面倒だ」とだけ思っていると、何を変えればよいか分かりません。でも、「今日は暑いから動きにくい」「完璧に準備しようとして時間がかかっている」と気づくと、自分なりの対応を考えられます。面倒さをなくすのではなく、その中身を知ることが助けになりました。

自分に合う続け方で、充実した毎日を選ぶ

書く工程が負担になったとき、どう工夫しましたか?

朝に一度投稿し、夜に修正する流れを負担に感じることがありました。このままでは続けにくいと思い、自分に合う形へ変えました。

朝はスマートフォンのメモへ書き、夜に振り返りを加えて一度だけ投稿する。工程を一つ減らすと、私には続けやすくなりました。決められた方法を守れないからやめるのではなく、続けたいという方向に合わせて方法を変えました。

これから、どんな実感を大切にしたいですか?

自分で選んだ行動によって、今日を過ごしたと思える実感を大切にしたいです。

目標から遠いと感じる日があっても、そこで自分を否定して終わるのではなく、今できる一つを決める。自分に合う方法で記録を続けながら、大切な方向へ行動を重ねたいと思っています。

書くことが苦手で、続けられるか不安な人へ

以前の自分と同じように、記録が苦手な人へ何を伝えたいですか?

私も、日記や日報を続けることがとても苦手でした。最初から一人で完璧に続けようとすると、書く前から不安になると思います。

一緒に取り組む人の姿を支えにすることや、書く工程を自分に合う形へ減らすこともできます。大切なのは、決められた形を完璧に守ることではなく、何のために書きたいのかを忘れず、今日の一つへつなげることです。続けにくさが出たら、自分を責める前に、自分に合う方法を探してみてほしいです。