「最初から頼めばよかった」仕事で全部を背負う私が気づいた、任せるという選択

薬剤師として薬局長を務めるシンディーさんは、調剤や事務など幅広い作業に追われ、患者さんと話す時間を十分に持てずにいました。

「薬剤師はこうすべき」「この年齢ならこうあるべき」「父親ならこうすべき」──頭の中にはいくつもの基準があり、目の前の仕事をすべて背負おうとしていました。

そんなシンディーさんが、本当に大切なことを基準に優先順位をつけ、仕事を人に任せることで、患者さんや家族の話を聞く余白と、これから挑戦したいことを考える時間を取り戻していった過程をお聞きしました。

Before

  • 事務作業や調剤に追われ、患者さんと話す時間が少なかった
  • 優先順位が整理できず、後回しでよい仕事まで抱えて残業していた
  • 薬局長として、最後に残る仕事はすべて自分がするべきだと考えていた
  • 年齢や立場に縛られ、自分が何をしたいのか分からなくなっていた

After

  • 患者さんとの対話を大切な仕事として、時間を確保できるようになった
  • 明日でもよい仕事をメモに残し、優先順位の高いものから進められるようになった
  • 周りを信頼して仕事を任せ、自分の負担を軽くできるようになった
  • 家族の話を先に聞き、自分が挑戦したいことも考えられるようになった

Contents

目次

  1. すべての仕事に追われ、患者さんと話せなかった頃
  2. 「何のために働くのか」──答えを探し始めた
  3. 本当に大切な仕事から選べるようになった
  4. 「最初から頼めばよかった」と気づいた日
  5. 年齢や立場に縛られず、挑戦を続けたい
  6. やるべきことに追われている人へ

Trust

運営代表 / インタビュアープロフィール

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

合同会社デルタクリエイト代表社員 / 桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

インタビュアー:さき

小柳出紗季 プロフィール写真

CBTジム®運営スタッフ / CBTジム®勉強会講師 / CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

すべての仕事に追われ、患者さんと話せなかった頃

以前は、薬局でどのように仕事をしていましたか?

薬剤師の仕事には、薬の準備だけでなく事務作業など、いろいろな仕事があります。以前は一つ一つの作業に追われ、患者さんと会話する時間が少なくなっていました。

頭の中が整理されないまま、全部やらなければと思っていました。優先順位の高い仕事は何とか進めても、低いものが後に残り、残業が長くなることが続いていました。

自分の立場を、どう考えていましたか?

薬局長なので、最後に残った仕事は自分が確認し、自分が全部やらなければならないと考えていました。

「薬剤師ならこうすべき」「この年齢ならこうあるべき」「父親ならこうすべき」という考えも強く、自分がしたいことと、しなければならないと思うことが分からなくなっていました。

「何のために働くのか」──答えを探し始めた

なぜ、自分の考え方を見直そうと思ったのですか?

車で一時間ほど通勤していて、その時間に耳で勉強する習慣がありました。気になる言葉を調べていた時に、サトマイさんの本『あっという間に人は死ぬから』を知り、そこから考え方のクセという言葉に出会いました。

当時は、何のために仕事をしているのか、何のために生きているのかを悩んでいました。答えを知るきっかけになるかもしれないと思い、自分の頭の中を整理し始めました。

本当に大切な仕事から選べるようになった

最初に、仕事の見方はどう変わりましたか?

一つ一つを書き出すうちに、自分にとって仕事で一番大切なのは、患者さんと向き合うことだと気づきました。

「これは明日でもいい」「これは後でもいい」と考え、忘れないようメモに残し、優先順位の高い仕事から進めるようになりました。その結果、患者さんとの会話を持つ時間が増え、ほかの従業員との会話も増えました。

周りからは、どんな変化を伝えられましたか?

職場の人からは、患者さんとの会話が増えたことや、前より穏やかになったことを言ってもらいました。

以前もいつもイライラしていたわけではありません。ただ、意識していたことが自然にできるようになり、同じ時間の中でも余裕を持って働けるようになったと感じています。

「最初から頼めばよかった」と気づいた日

仕事を人に任せてみて、どうでしたか?

全部自分でしていた仕事を、「これは相手に任せてみよう」と考えるようになりました。任せるために必要な準備はしたうえで、周りを信頼し、自分の負担を少し軽くする行動を試しました。

実際に頼んでみると、自分以外でもできることだったんです。「最初から頼めばよかった。なんで自分で全部やっていたんだろう」と思うほど、大きな発見でした。

家族との関わりにも変化はありましたか?

妻や子どもの話を、以前より聞くようになりました。子どもが宿題をしていない時も、すぐに怒るのではなく、まず子どもの言いたいことを聞き、妻の話も聞いてから、どうするか考えるようにしています。

仕事でも家庭でも、最初から自分の考えだけで決めず、相手の話を聞くことを意識しています。

年齢や立場に縛られず、挑戦を続けたい

これから、どんなふうになっていきたいですか?

薬剤師として、専門的な分野をもっと突き詰めてみたいという気持ちが出てきました。まだ具体的に動けていない部分もありますが、自分がやりたいことを言葉にできるようになってきました。

年齢や父親という立場だけに縛られず、いろいろなことに挑戦し、周りから頼られる人になりたいです。

やるべきことに追われている人へ

同じように悩んでいる人へ、伝えたいことはありますか?

毎日のことで精いっぱいだと、これから何をしたいのかを考える余裕までなくなると思います。私も最初は、頭で分かっていても、日々に追われて振り返りを始められませんでした。

一度、自分が抱えていることを言葉にすると、本当に今日やること、後でもよいこと、人に任せられることが見えてきます。全部を背負わず、大切にしたいことから選んでみてほしいです。

CBTジム®で、やるべきことを整理し、大切な仕事を選ぶ

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。

仕事や立場から「全部自分がすべき」と抱え込んでしまう方も、優先順位を整理することで、後でもよい仕事を分ける、人を信頼して任せるといった選択肢を増やしていけます。

\ のべ2,000人以上が参加済み!/

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