指摘のたびに仕事を邪魔されたと感じ、自分も責めていた頃
職場では、どんなことに悩んでいましたか?
上司に当たる人たちとの関係に、悩むことが多かったです。何かを指摘されると、文句を言われているように受け取っていました。
仕事を邪魔されたという感じがして、口論になったり、そっけない態度を取ったりすることがありました。イライラすることが増えて、仕事をあまり楽しいと思えなくなっていたんです。
その気持ちは、仕事への向き合い方にも影響していましたか?
やる気が下がっても、仕事なのだからやらなければという責任感はありました。でも、なかなか結果が出ないこともありました。
やる気がどこまで結果に影響していたかは、はっきり分かりません。それでも、「頑張っても自分はダメなんだ」と感じて、ますます自分を責めていたと思います。
自分にも周りにも、厳しくなっていたのでしょうか?
自信がないことも、完璧を求めるところがあることも、自分では分かっていました。「ちゃんとやらなければ」という気持ちが強かったんです。
自分だけでなく、人にもそれを求めていました。「普通はこうやらないといけないでしょう」という自分の価値観が強くて、周りのやり方が気になっていました。
筋トレのように練習できるなら──考え方に向き合い始めたきっかけ
考え方を振り返る取り組みに、興味を持ったきっかけは何ですか?
家庭や職場での人間関係に悩んでいて、考え方や行動を見直す方法があることには、もともと興味がありました。ただ、なかなか動けずにいました。
そんな時、たまたまサトマイさんの動画を見て、ちょっとやってみようかなと思ったんです。
やってみたいと思う決め手はありましたか?
トレーニングとして練習するという点が気になりました。説明を聞いて、筋トレと同じように取り組むのだという話が、自分にはすっと入ってきました。
私は20年くらい筋トレを続けていたので、自分の経験と結びつけて考えやすかったんです。
書き続けるうちに、いつもの自分の反応に気づけるようになった
ワークでは、どんなことを意識しましたか?
まず書いてみよう、完璧でなくてもいい、と思っていました。分からない時は助言を聞きながら、自分に合う書き方を探していきました。
朝に書くことが多くて、長くても20分くらいでした。時間をかければ良いものになるというより、まず感情を書き出すことを意識していました。
完璧を求める気持ちは、邪魔になりませんでしたか?
自分の場合は、一つのワークを完璧に書くことより、毎日きちんと続けたいという気持ちの方が強かったですね。
始める前から、毎日一つは書こうと、自分の中で決めていました。文章をきれいに整えることより、続けることを大事にしていましたね。
続けるうちに、どんなことが分かってきましたか?
自分が同じような考え方をしていることに、気づきやすくなりました。ワークを書く前にも、「これは、いつものあの考え方かな」と、見当がつくようになってきたんです。
ほかの人と一緒に取り組む場では、私は聞いていることが多かったのですが、それだけでも、いろいろな考え方があるんだなと分かりました。それも自分の気づきになりました。
指摘を「意見」と受け取れるようになり、仕事への意欲が戻った
上司からの指摘は、どう受け取るようになりましたか?
文句ではなく、相手からの意見だと捉えられるようになりました。「そうだよな」と、受け止められるようになったのが、一番大きな変化です。
邪魔されたと感じていた時と違って、今は仕事をどう良くするかを考えやすくなりました。
仕事への取り組み方には、どんな変化を感じていますか?
意欲が湧くようになって、取り組む量が増えたと感じています。指摘を受けてもやる気が下がりにくくなり、以前より結果が出やすくなったという実感もあります。
取り組んで結果が出ると、「自分もできるじゃん」と思えるんです。
以前は、結果が出ないとさらに落ち込んでいました。今は、仕事を良くしようと取り組んだことが、自信にもつながっていると感じます。
子どもの考えにも目を向ける──家庭での変化とこれからの課題
家庭でも、同じように変化を感じていますか?
家庭については、正直、まだこれからの部分もあります。ただ、子どもが言うことを聞いてくれないと悩んでいたところは、「それも子どもの考え方なんだな」と思えるようになってきました。
例えば、娘は片付けが少し苦手で、以前は部屋の散らかり具合がすごく気になっていました。今は、娘にとってはその環境が心地よいのかもしれないと思って、あまり口出ししなくなりました。
娘さんとの関係も、変わったのでしょうか?
もともと関係が悪かったわけではないので、大きく変わったということはありません。自分の気持ちが少し楽になった、というのが近いですね。
自分は変わらないと思っていた人へ
過去の自分や、同じように悩んでいる人に伝えたいことはありますか?
以前は、自分は変わらないだろうと思っていました。それでも、実際にワークを重ねて、今は変わってきたという実感があります。
書くことを重ねるほど、自分への理解は深まっていきました。過去の自分には、悩んでいたけれど、やってみて良かったよと伝えたいです。
もし取り組むなら、形を完璧にしようとするより、まず書いてみることを大切にしてほしいと思います。
CBTジム®で、指摘への反応を振り返り、仕事に生かせる意見を受け取る
CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。
上司の指摘に「文句を言われた」「邪魔をされた」と感じる方も、自分に浮かんだ気持ちと指摘の内容を分け、仕事に生かせる点を考えてから返答する方法を探してみませんか。