確認されただけで「自分が悪い」と受け取り、謝っていた頃
以前は、取引先の言葉をどう受け取っていましたか?
取引先から話しかけられたり、意見をもらったりすると、すぐに自分が悪いと思っていました。自分のいけなかったところばかり想像して、すごく謝ってしまうことがあったんです。
例えば、「今日、まだ納品されていないよ」と言われると、確認もしていないのに、「またやらかした」と感じていました。
相手は、早めに届くのかと思って確認しただけかもしれません。それでも、自分が悪いという前提で受け取って、気持ちがざわざわしていました。
仕事で判断する時にも、難しさがありましたか?
一度思い込むと、その見方だけで考えてしまっていました。同じことをぐるぐる考えるので、なかなか結論が出なかったです。
正しい方を選ばなければ、失敗してはいけないという気持ちもありました。考えているつもりでも、同じ見方から抜け出せなかったんですね。
遅くまで働く毎日を変えたい──仕事の進め方を見直すきっかけ
考え方を振り返る取り組みを知ったきっかけは何でしたか?
もともと論理的な考え方や統計に興味があって、サトマイさんの動画を見ていました。本を読んだり、LINEで情報を受け取ったりする中で、ワークを知りました。
特に、仕事の進め方を良くしていくという話が、自分には響きました。
当時、働き方で気になっていたことはありましたか?
結構遅くまで仕事をする方で、「これでいいのかな?」と思っていました。遅くまでやっている割に、上司から特別に評価されているわけでもなかったんです。
これだけやっているのに、どうして良いことにつながらないのだろう。そんな気持ちがあって、仕事の進め方をもう少し良くしたいと考えていました。
ほかの見方を知り、自分を責める前に確かめられるようになった
ワークで、特に学びになったことは何ですか?
自分の気持ちがざわついた出来事を書くと、ほかの方から「こういう見方もありますよ」とコメントをもらえました。「私も似た体験をしました」という話も、自分の視点を増やすきっかけになりました。
一人で考えている時には出てこなかった見方を、いろいろ教えてもらったという実感があります。
家庭の出来事にも、違う見方がありましたか?
妻が「時間がない」と言うと、それも自分のせいだと感じて、引け目を持っていました。家のことには、もともと協力していました。
ほかの方の意見を聞いて、妻はただ「頑張っているね」と認めてほしかったのかもしれない、と考えるようになりました。妻にそうだと確認できたわけではありませんが、自分の受け取り方以外の可能性に気づけたんです。
自分が嫌な顔をすることは減ったと思います。頼まれたことができない時の、必要以上の後ろめたさも減りました。
取引先から確認された時は、どうするようになりましたか?
すぐに自分が悪いと思う前に、一度立ち止まって、実際はどうなっているのかを確認するようになりました。
気持ちがざわついても、落ち着くまでの時間が短くなりましたし、確認することで、そもそもざわつかずに済むこともあります。気持ちがざわつくことは今もありますが、以前より減ってきたと感じています。
決めて試すことが増え、定時退勤で自分の時間も持てるようになった
仕事での決断は、どう変わりましたか?
ほかの方の意見や考え方を見ていると、人が関わることには、一つの正解があるとは限らないと感じるようになりました。
いろいろな見方があるし、うまくいかなければ、またやってみればいい。そう思えるようになって、決断が早くなりました。
例えば、プロジェクトでAとBのどちらを選ぶか考える時も、一つの見方で悩み続けるのではなく、複数の視点から判断できるようになったと思います。
遅くまで働くことも、見直したのでしょうか?
以前は、上司に認められようと思って、追加の資料を作ったりしていました。でも、振り返ると、そもそも帰ろうと思えば帰れたのだと思います。
残業をしていること自体が、上司の評価につながるのだろうか。そう考えて、一度、毎日定時を目標にしてみようと決めました。
実際に試してみて、どうでしたか?
明るいうちに帰るのは、最初はずる休みをしているような気分がありました。でも、続けてみると、特に悪いことが起きたわけではありませんでした。
自分のために使える時間が増え、ワークも書きやすくなりました。今は、なぜ残業をすれば評価されると思っていたのだろうと、不思議に感じます。
出来事に振り回されず、もっと堂々と生きていきたい
これから、どんなふうになっていきたいですか?
もっと自分に自信を持って、起きたことに必要以上に振り回されずにいたいです。言葉にすると、堂々と生きていきたいという感じでしょうか。
何でも自分のせいにしてしまう人へ
過去の自分に、今ならどんな言葉をかけたいですか?
「起きていることは、あなただけのせいではないから、もっと自信を持ってやっていいですよ」と伝えたいです。
以前は、いろいろなことを自分のせいだと感じていました。ほかの人の意見を聞いて、違う見方があると知れたことは、自分にとって大きかったです。
CBTジム®で、自分を責める先読みを振り返り、確かめてから対応を選ぶ
CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。
取引先の一言で「自分が悪い」と謝ってしまう方も、実際に言われたことと頭に浮かんだ心配を分け、まず状況を確認してから必要な対応を考えてみませんか。