気を使いすぎて頼れなかった会社員に生まれた、周りと進める仕事の軽さ

社会人4年目で初めての部署異動を経験したDaisukeさんは、以前、職場でのコミュニケーションに強い気疲れを感じていたといいます。

人に頼むと、相手の時間を奪ってしまうのではないか。失礼だったのではないか。余計なことをしてしまったのではないか。そう考えすぎて、一人で抱え込み、残業につながることもありました。

そんなDaisukeさんが、どのように自分の感情と事実を分け、周りにヘルプを求めながら自然体で働けるようになっていったのか。変化の流れをお聞きしました。

Before

  • 職場での言動を後から考えすぎ、失礼だったのではないかと不安になっていた
  • 周りが忙しそうだと、頼むのは申し訳ないと思い込んでいた
  • 一人で抱え込み、結果的に残業してしまうことがあった
  • 部署異動後、失敗や間違いを恐れて自信を失いやすかった

After

  • 相手は自分の発言や依頼をそこまで気にしていないと気づけた
  • 困った時にヘルプを求め、周りと協力して進められるようになった
  • 感情と事実を分けて、客観視する余裕が持てるようになった
  • 「自分は意外とできる」と前向きに捉えられるようになってきた

Contents

目次

  1. 相手の時間を奪っているかもしれないと考えていた頃
  2. 思い込みで損していることに気づいた
  3. 頼ってみたら、案外すんなり協力してもらえた
  4. 感情と事実を分けて、落ち着いて見られるようになった
  5. 「自分は意外とできる」と思える未来へ
  6. 気を使いすぎて頼れない人へ

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監修者 / インタビュアープロフィール

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

合同会社デルタクリエイト代表社員
桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

小柳出紗季 プロフィール写真

インタビュアー:さき

CBTジム®運営スタッフ
CBTジム®勉強会講師
CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

相手の時間を奪っているかもしれないと考えていた頃

以前は、職場でどんな状態でしたか?

職場で人とコミュニケーションを取る時に、自分の言動に対して後からあれこれ考えることが多かったです。

失礼じゃなかったか、余計なことをしてしまったのではないか、恥をかいてしまったのではないか。そういう自意識過剰気味な思考をしていました。

それが癖になって、自分の立場に申し訳なさを感じてしまい、同僚に対してもあえて敬語で話すような、過剰な対応をしていたこともありました。

人に頼る場面では、どんな思い込みがありましたか?

自分の担当業務の中に、一人でやるより周りを巻き込んで協力した方が早く終わるものがありました。

でも、周りが忙しそうにしていると、「頼むのは申し訳ない」「その人たちの業務を邪魔できない」と思い込んで、結局一人でやってしまうことがありました。

異動したてということもあって、「ここは自分でやらなきゃいけない」という責任感が過剰に働いていたのだと思います。

思い込みで損していることに気づいた

向き合い始める前は、どんな悩みがありましたか?

社会人4年目になったタイミングで、初めて部署異動がありました。その配属先で、いろいろなモヤモヤを抱えていました。

自分の判断に自信が持てず、些細なことでも先輩や同僚に頼ってしまうこともありました。一方で、本当に周りに協力してもらった方がいい場面では、相手の時間を奪うのではないかと気が引けてしまう。

計画から脱線するとテンパってしまうところもありました。異動先では急な対応も多く、頭が真っ白になって何もできず、先輩をイラつかせてしまったこともありました。

どんなことを変えたいと思っていましたか?

過去の出来事に引っ張られすぎた思い込みや、過剰な気配りでコミュニケーションミスを起こすことがありました。

「前はこうだったから、今回もこうした方がいい」とか、「よかれと思って」といった思い込みに固執して、相手にとっては迷惑だったり余計なことだったりする場面もありました。

ちゃんと確認してから行動すればよかったのに、思い込みで損しているなと薄々感じていました。

頼ってみたら、案外すんなり協力してもらえた

実際にヘルプを求められるようになりましたか?

自分の業務が混んできた時は、お願いしてヘルプを求めるようにしました。

そうしたら、案外、相手も嫌な顔をせずに協力してくれる場面がありました。こんなにすんなりいくなら、最初から言っておけばよかったなと思いました。

一人で勝手に進めるより、まだ業務に慣れていないからこそ、聞かないと大きな問題につながることもあります。結果的にうまくいくためには、頼るべきところはちゃんと頼りたいと思うようになりました。

どんな考え方が変わりましたか?

以前は、同僚や先輩が忙しそうにしている場面で、自分の業務をお願いするのは相手の時間を奪っているに違いないと思っていました。

でも、本当は職場としても協力しながら進めてきた風土がありました。全体で見れば、みんなでやった方が早く終わるはずだったんです。

相手の心を勝手に自分の解釈で読んでしまう癖が、行きすぎていたのだと思います。

感情と事実を分けて、落ち着いて見られるようになった

仕事以外では、どんな変化がありましたか?

プライベートでも変化がありました。

例えば、飲食店で店員さんとお客さんが揉めている場面を見ると、以前は「この人たちのせいで嫌な気分になった」と感じて終わっていました。

でも今は、その状況に嫌悪感を抱く自分が性格の悪い人間なのではなく、自分の価値観と合わない状況だったのだと捉えられるようになりました。自然に湧いてくる感情として受け入れられるようになったと思います。

感情への向き合い方は、どう変わりましたか?

以前は、出来事に対して感情が先走り、ネガティブな感情が一番に来て、不機嫌になったり不満を持ったりしていました。

今は、まず状況を見て、自分の感情と事実を分けることを意識できるようになりました。

感情が湧く前に、一旦ふっと冷静になって物事を見つめる。客観視する余裕が持てたという感覚があります。

「自分は意外とできる」と思える未来へ

今後、どんなふうになっていきたいですか?

何もできない自分という後ろ向きな思い込みから解放されて、「自分は意外とできるんだ」と前向きに素直な状態でいられるようになりたいです。

そして、自分の選択に従って、主体性のある人生を歩みたいと思っています。

印象に残っていることはありますか?

自分のワークに対して、いろいろな方からフィードバックをもらえたことです。

自分一人で淡々と書くことも、自分の内側にあるものを言語化する上では大事です。でも、第三者から見た視点をもらうことで、選択の幅が広がりました。

自分では気づけなかったものに、他の人の目が入ることで気づけた。それは大きかったです。

気を使いすぎて頼れない人へ

同じように悩んでいる人へ、どんなメッセージを届けたいですか?

自分の思考や感情を言語化すると、普段は見えない気づきに出会えると思います。

極端に行きすぎていた思考や感情を、一旦落ち着いて見直すことで、普段の生活でもバランスの取れた行動を起こしやすくなると感じました。

社会人になって日々に追われている人ほど、自分の考え方を一度見直してみる価値があると思います。

CBTジム®で、自分の考え方のクセに気づく

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えをつかまえ、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、仕事や人間関係での意思決定を見直していきます。

気を使いすぎて頼れない方も、自分の解釈に気づくことで、相談する、確認する、周りと協力して進めるといった選択を増やしていけます。

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