イライラの理由が分からず、さらに苛立っていた頃
以前は、どんなことが苦しかったですか?
イライラしたり、モヤモヤしたりすることが多かったです。でも、何が嫌なのか、どんな気持ちなのかを、そこから先はうまく言えませんでした。
それが分からないことに、またイライラしていたんです。
例えば横断歩道を歩いていて、車の中の人に睨まれたように感じたことがありました。相手に険しい顔を向けたり、その後もイライラしながら歩き続けたりして、長い時は夜まで思い出していました。
人からどう見られるかも、気になっていましたか?
服を選ぶ時も、「こういう服なら相手が喜ぶかな」と考えていました。自分が着たいかどうかより、相手からどう見られるかが気になっていたんです。
優しい人、いい人でありたいと思っていて、自分が人や物を嫌いと思うことさえ、いけないことのように感じていました。
心のモヤモヤを言葉にしたい──向き合い始めたきっかけ
自分の気持ちを見直そうと思ったのはなぜですか?
イライラやモヤモヤを言葉にできないことが、自分の生きづらさにつながっていると感じていました。どうしたら心の中を言葉にできるのだろうと考えていました。
以前からサトマイさんの動画を見ていて、そこで考え方を振り返るワークの紹介を知りました。今のタイミングでやってみたらどうなるだろうと思ったことが、きっかけです。
嫌だと感じる自分も、認められるようになった
書き始めて、何に気づきましたか?
一日の中で、こんなにたくさんイライラしていたんだと気づきました。なぜそう感じたかを考えると、「相手が自分を批判しているのではないか」と思っていたことも、言葉にできるようになりました。
人に好かれなければならない、自分が人や物を嫌いと思ってはいけない。そういう考えが、いろいろな場面で出ていたんだなと感じました。
言葉にしにくい気持ちもありましたか?
ありました。自分は優しい人でありたいのに、それとは逆の考えが浮かんでいる。それを文章にするのは、最初は抵抗がありました。
少しずつ、こういう気持ちもあるんだといったん認めて、とりあえず書いてみました。人に見せたら批判されるのではと思いましたが、実際に共有すると、言葉にできたことを認めてもらえたり、共感してもらえたりしました。
そういう考えが浮かぶこと自体を、悪いと決めなくてもいいのかと思えたことは、大きな発見でした。
自分の心地よさに目が向き、苦手だったものも試せた
自分の好き嫌いへの向き合い方は、どう変わりましたか?
自分の気持ちを一度見てみると、まず自分が心地よいものを着たり、食べたりしてみたいと思うようになりました。
それまでは相手からどう見られるかばかり気にしていましたが、自分がどう感じるかも大事にしたくなりました。
嫌いなものがあってもいいし、好きな服を着てもいい。少しずつ、そう思えるようになってきました。
いつもとは違う行動を、試したことはありますか?
私はチーズケーキが苦手だったのですが、お店に入ると、食べ物がチーズケーキしか残っていないことがありました。以前なら食べずに帰るか、イライラして終わっていたと思います。
その時は、「このチーズケーキは、今までのものとは違うかもしれない」と、食べてみようという気持ちになれました。いつもと違う行動を試してみようと取り組む中で、今まで食べなかったものにも手を伸ばせたんです。
ほかの人の体験からも、気づきはありましたか?
ほかの方が書いたものを読んで、自分だったらどう考えるだろうと思う時間も取っていました。「この方は、そう感じたんだな」と、その気持ちを否定せずに読むようにしていました。
同じような悩みを持つ方がいる一方で、同じ出来事でも、思いもよらなかった考え方をする方もいました。自分の中の世界が広がるようで、読むことも、コメントを交わすことも、続ける支えになりました。
本当にやりたいことに向かって動ける自分へ
これから、どんな自分でありたいですか?
自分の気持ちや、本当にやりたいことに向かって、行動していけるようになりたいです。
そのためにも、感情や考えを一つずつ言葉にして、向き合うことが大切だと感じています。この取り組みを続けた先で、自分が望む行動をしていけたらと思っています。
うまく説明できないモヤモヤを抱えている人へ
同じように悩んでいる人へ、伝えたいことはありますか?
心のモヤモヤやイライラを、言葉にしてみたいと思っている方には、こうしたワークを試してみてほしいです。
私は最初、一人で取り組む孤独なものを想像していました。でも、コメントを交わす中で、同じように自分と向き合う仲間がいると感じられたことが、支えになりました。
CBTジム®で、言葉にしにくい気持ちを確かめ、自分の心地よさに目を向ける
CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。
人からどう見られるかが気になり、自分の好き嫌いを抑えてしまう方も、浮かんだ気持ちを否定せずに書き出し、自分が心地よいと感じる選択を考えてみませんか。