会議で黙っていたエンジニアが、モヤモヤを5分で切り替える習慣を得た

ソフトウェアエンジニアとして働くごえもんさんは、以前、仕事でもプライベートでも、自分の不出来に気づくと落ち込み、長くモヤモヤを引きずることが多かったといいます。

会議で意見を出せない。優秀な同僚と比べて、自分には価値がないように感じる。チャットの反応が薄いだけで、自分が軽く見られているのではないかと考えてしまう。そんな時間が、仕事の楽しさを奪っていました。

そんなごえもんさんが、どのように自分の自動思考を言葉にし、自分に合った行動を選べるようになっていったのか。変化の流れをお聞きしました。

Before

  • 自信がなく、会議で自分の意見を出せなかった
  • 優秀な同僚と比べて、自分には価値がないと感じていた
  • チャットの反応が薄いと、自分が軽く見られているように考えていた
  • モヤモヤを何時間も引きずり、行動に移れないことがあった

After

  • モヤモヤを言葉にして、次に取れる行動を考えられるようになった
  • 口で割り込む以外の、自分に合った意見表明の方法を試せるようになった
  • 他者評価への反応が軽くなり、仕事を楽しいと感じる場面が増えた
  • 上司から具体的な行動の変化を認められる場面も生まれた

Contents

目次

  1. 自分には価値がないと考え、意見を出せなかった頃
  2. 3時間のモヤモヤが5分で切り替わるようになった
  3. 自分に合った意見の出し方を試していく
  4. 他者評価に飲み込まれず、仕事が楽しくなった
  5. やりたいことに向かう自分へ
  6. 自信がなくて発言できない人へ

Trust

監修者 / インタビュアープロフィール

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

合同会社デルタクリエイト代表社員
桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

小柳出紗季 プロフィール写真

インタビュアー:さき

CBTジム®運営スタッフ
CBTジム®勉強会講師
CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

自分には価値がないと考え、意見を出せなかった頃

以前は、仕事でどんな状態でしたか?

ただモヤモヤをぐるぐる考えているだけで、建設的な考えには至らず、時間を使ってしまうことがありました。

仕事では、自信がなくて意見を出せないことがありました。プロジェクトに自分は貢献できていないのではないか、存在意義がないのではないか、価値がないのではないかと考えていました。

後輩がちゃんと意見を出しているのに、自分は怖がって言えない。自分の意見には大した価値がないのではないか。そう思って、さらにモヤモヤしていました。

他者からの評価も気になっていましたか?

気になっていました。自分の意見に「いいね」がつくか、コメントが返ってくるか、そういう小さな反応も気にしていました。

チャットに反応が薄いと、「自分は軽く見られているのかな」と考えてしまうこともありました。今も反応が気になることはありますが、以前が100だとしたら、50くらいにはなった感覚があります。

3時間のモヤモヤが5分で切り替わるようになった

どんな変化が一番大きかったですか?

モヤモヤを考え続けても意味がないと気づいたことです。

以前は、3時間くらいモヤモヤしていたこともありました。でも今は、「今の自分の状況で取れる行動は何だろう」と考えられるようになり、5分くらいで切り替わって新しい行動に移れることが増えました。

モヤモヤがゼロになったわけではありません。ただ、そこに飲み込まれ続ける時間が短くなりました。

どうやって切り替えられるようになったのですか?

ワークで自分の考えを言語化することで、考えているだけよりも見えるようになりました。

たとえばチャットの反応が薄い時も、「忙しいだけかもしれない」「その人は、意味のあるコメントを追加できる時だけ反応するタイプなのかもしれない」と、他の可能性を見られるようになりました。

頭の中だけで考えていると、悪い方向に進みやすい。でも、言葉にして並べると、別の見方も見えてきます。

自分に合った意見の出し方を試していく

会議での行動は、どう変わりましたか?

100%変わったというより、自分に合った行動を取ろうと思えるようになりました。

私は、口でその場に割り込むよりも、テキストコミュニケーションや図で書くことが得意です。だから、意見の表明の仕方はいろいろあると考え、口で言う以外の方法も増やしました。

「自分はこう思うんですけど、どうですか」と一度伝えた上で相手に聞くと、相手も答えやすい。そういうことも実験しながらわかってきました。

小さな行動実験として、印象に残っていることはありますか?

休憩時間を過ぎても仕事の話が続いている時に、「早く休みたい」と思いながら、議論を止めるのは気まずいと感じる場面がありました。

以前なら言えなかったのですが、その時は「ちょっとトイレに行きます」とチャットして、その場を離れました。すると、いいねのスタンプが来ただけで、別に怒られませんでした。

自分が思っていたほど、致命的なことにはならない。そう体感できたことは大きかったです。

他者評価に飲み込まれず、仕事が楽しくなった

働いている時の気持ちは、どう変わりましたか?

仕事がめっちゃ楽しくなりました。月曜日が楽しみになる感覚がありました。

あれもやりたい、これもやりたいと出てくるようになって、いい意味で忙しくなりました。もちろん、やりたいことが増えてパンパンになることもあります。でも、つまらない人生を送っていたのかもしれないと思うくらい、仕事への感覚が変わりました。

周りから変化を言われたことはありますか?

上司からは、具体的にここが変わったねと認めてもらえることがありました。

この取り組みをしていることもチームには伝えていて、「面白そうなことをやっていますね」と言われたこともあります。まだまだだと思う部分もありますが、意見表明できていると捉えてもらえていると信じています。

やりたいことに向かう自分へ

これから、どんなことを大切にしていきたいですか?

やりたいことにもっとフォーカスしていきたいです。

自分には、みんなのQOLを上げたいという軸があるのだと感じています。そのための手段はいろいろあると思います。

目先の反応や、自信のなさに振り回される時間を減らして、自分が本当にやりたいことに向かって何かを成し遂げていきたいです。

以前の自分に、今だから伝えたいことはありますか?

迷っていた頃の自分には、信じてやってみてほしいと伝えたいです。

実際にやってみないとわからない部分はあります。でも、私は2週間くらいで変化を感じ始めました。考えているだけではなく、実際に取り組んでみることで見えるものがありました。

自信がなくて発言できない人へ

同じように悩んでいる人へ、どんなメッセージを届けたいですか?

自信がなくて発言できない時、「自分の意見には価値がない」と思っていることがあります。

でも、意見を出す方法は一つではありません。口でその場に割り込むのが苦手なら、テキストで伝える、図で整理する、先に自分の考えを置いてから聞く。自分に合ったやり方を試すこともできます。

モヤモヤを言葉にして、次に取れる小さな行動を見つける。そこから、仕事が少しずつ楽しくなることもあると思います。

CBTジム®で、自分の考え方のクセに気づく

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えに気が付き、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、仕事や日常での意思決定を見直していきます。

自信がなくて意見を出せない方も、自分の受け止め方を見直すことで、書いて伝える、相談する、小さく試すといった選択を増やしていけます。

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