完璧にやりきろうとして、判断が遅くなっていた頃
以前は、仕事でどんな状態でしたか?
「こうしなきゃいけない」「こうあるべきだ」という考え方や、「こうなってしまうから、これはできないんじゃないか」という考え方で困っていました。
完璧主義のようなところもあったと思います。これを絶対にやり遂げなきゃいけないと思って時間をかけすぎて、他の仕事がおろそかになってしまうことがありました。
自分に自信がなくて、決断もなかなかできませんでした。一つのことを決断するのにすごく時間がかかって、上司や部下に迷惑をかけることも多かったです。
仕事での立場としては、どんな役割でしたか?
小売業で、リーダーのような立場を担っています。
中間管理職まではいかないかもしれませんが、担当グループのリーダーのような感じです。
自分の仕事だけでなく、チームの仕事に対しても判断したり、指示を出したりする必要がありました。でも以前は、一つのことに没頭しすぎて周りが見えず、指示も出せなかったんです。
「とりあえずやってみよう」と思えるようになった
どんなふうに判断が変わりましたか?
今は、「とりあえずやってみよう」と思えるようになりました。
「こうなってしまうから、やらない方がいいんじゃないか」とか、「こうしなきゃいけない」という考えは、正直今でもあります。でも以前よりは大幅に少なくなったと感じています。
決断する時も、「まずやってみよう。ダメだったら、またやり直したり検証し直したりすればいい」と考えられるようになりました。
完璧さへのこだわりは、どう変わりましたか?
仕事でも、「絶対にこれをやらないとダメになる」ではなく、「8割くらいにしておいて、他の仕事もやらなきゃいけないから、臨機応変にやろう」と判断できるようになりました。
例えば、商品棚は全部埋まっていなければいけないと思っていました。でも、お客さんから話しかけられたり、トラブルが発生したりしたら、できないこともあります。
その時その時で、柔軟に判断できるようになったのだと思います。
チームに指示を出し、周りのミスにも別の声をかけられた
チームへの指示には、どんな変化がありましたか?
今は、「今の優先事項はこれだから、これにこだわらず次はこれをやろう」といった指示を出せるようになりました。
前は全然できなくて、一つのことに没頭しすぎて周りが見えませんでした。
今は、周りの状態を見て、「ここはこういう状態になっているから、ここを直そう」と指示を出したり、自分も判断して行動したりできるようになったと感じています。
部下への声かけには、どんな変化がありましたか?
以前は、上司や同僚、部下が失敗した時に、「なんでこんなことをしているんだろう」とストレスを感じてモヤモヤすることがありました。
今は、人だから失敗はありえるし、自分も失敗していると思えるようになりました。
例えば、部下から「お客様に商品の場所を案内するのに時間がかかって怒られてしまいました」と報告されたことがありました。その時、「それは怒られたんじゃなくて、その商品の場所を探し回って覚えられるようになったということじゃないですか。次に聞かれたら案内できますね」と声をかけられました。
以前なら、そこまで頭が回らなかったと思います。
第三者視点で仕事を見られるようになった
周りからの反応に変化はありましたか?
従業員同士がお互いを助けてもらった時に評価するような仕組みがあるのですが、そこで「麦茶吹いたさんに助けてもらいました。ありがとうございます」といった言葉をもらうことが多くなりました。
自分だけでなく、周りにも少しずついい影響が広がっているのではないかと思っています。
仕事を見る視点は、どう変わりましたか?
以前は、自分のミスも多かったし、他人のミスも見つけられませんでした。
でも今は、なぜか他人のミスを見つけやすくなりました。部下からも、「麦茶さんがいたらチェックしてくれるから大丈夫だね」と言われるようになりました。
第三者視点で物事を見られるようになったことで、仕事全体を見る視野も広がったのだと思います。
このチームで仕事がしたいと思える職場へ
今後、どんなふうになっていきたいですか?
一番は、仕事に生かしていきたいです。
自分の行動も、チームのマネジメントも含めて、考え方のトレーニングで学んだことを仕事に落とし込んでいきたいです。
そして、自分の仕事のチームを「このチームで仕事がしたいな」と思えるようなチームにできたらいいなと思っています。今もまだ途中なので、日々精進という感じです。
もし向き合い始めていなかったら、どうなっていたと思いますか?
今以上に「こうすべきだ」という完璧主義や、「将来こうなってしまうんじゃないか」というネガティブな感情にとられたまま過ごしていたと思います。
生きづらさも、もっと増えていたのではないかと思います。
仕事のやりづらさを感じている人へ
同じように悩んでいる人へ、どんなメッセージを届けたいですか?
少しでも、仕事でやりづらさやプライベートで生きづらさを感じているのであれば、自分の考え方を見直してみる価値はあると思います。
何でも試してみることは、試した人にしか分かりません。
仕事のやりづらさが少しでも軽くなったら、それはとても大きなことだと思います。迷っているなら、まずは自分の思考のクセを見てみるところから始めてみてもいいと思います。
CBTジム®で、自分の考え方のクセに気づく
CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えをつかまえ、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、仕事や人間関係での意思決定を見直していきます。
完璧にやりきろうとして判断が遅くなりやすい方も、自分の「こうあるべき」に気づくことで、優先順位を決める、8割で区切る、周りへ指示を出すといった選択を増やしていけます。