上司の評価や同僚との比較に囚われていた頃
以前、仕事ではどんなことが気になっていましたか?
異動先では、自分の得意なことを活かせる部分もあるのに、「なぜこの部署なのか?」となかなか納得できずにいました。
期待されて異動したはずだと思うから、上司やその上の上司にも評価してほしい。でも、思うように評価されないと、「自分には合わない」と今の仕事を軽く見てしまっていました。
周りの人には、どんな気持ちを持っていましたか?
異動先には、私が仕事で使ってきた知識を知らない人もいて、心の中で仲間を軽く見てしまうことがありました。
良い仲間がいるはずなのに妬んでしまって、休日までその人のことを考える。環境が変わっても、そこで出会った人が気になってしまうので、人生を楽しめていなかったと思います。
日常でも、自分の理屈に合わないことがあると、すぐ怒りが出ていました。
環境が変わっても悩みは同じ──自分に向き合うきっかけ
考え方を見直そうと思ったのは、なぜですか?
どの環境でも、恵まれていることは多いと思います。それなのに、自分の感情でつまらなくしている気がして、そこを変えたかったですね。
場所や周りの人が変わっても、同じように悩んでしまう。自分がどう受け取っているのかに向き合ってみようと思いました。
上司の評価は、自分では決められないと気づいた
どんな気づきが、仕事の受け止め方を変えましたか?
人に期待しすぎたり、人と比べたりすることについての話が、印象に残りました。
上司に評価してほしいというのも、相手への期待だったんですね。自分では決められないことに、一生懸命になっていたのだと気づきました。
ワークでは、どんなことが難しかったですか?
出来事を振り返って、気持ちや頭に浮かんだ考えを書くのですが、最初は感情と思考の違いが分からず、時間がかかりました。
考えを書いたつもりでも、「これは感情ですよ」と教えてもらうことがあって、助言をもらいながら書き方を覚えていきました。私の場合、感情にはイライラや怒りを選ぶことが多かったです。
どんな時間に取り組んでいましたか?
仕事中に気持ちが動いた出来事はメモして、一晩おいて少し落ち着いてから考えるようにしていました。振り返るのは、翌朝、会社で仕事が始まる前です。
自分の見方を変えたいという思いが強く、投稿への抵抗はあまりなかったので、ほかの方にも積極的に見てもらいました。コメントをもらえると励みになりますね。
仕事を楽しめるようになり、子どもの進路も応援できた
仕事への取り組み方は、どう変わりましたか?
上司がどう評価するかは、自分では決められません。自分が取り組むことに目を向けたら、仕事が面白くなりました。
実験の多い仕事なんですが、集中してやってみると、できなかったことができるようになります。それを周りに伝えることも増えて、夢中になれる場面が多くなりました。
同僚の意見も、貴重な話として素直に受け取れるようになりました。今の部署の人たちを尊敬できることが、楽しさにもつながっていると思います。
家族との関わりには、どんな変化がありましたか?
長男が大学から就職する時、それまでとは違う道へ進もうとしていたので、息子の考えを題材に振り返ってみました。ちょうど、自分の考え方に向き合っていた時期でしたね。
振り返ってみると、頭ごなしに反対する気持ちは浮かばず、応援しようと思えました。親として上から見るより、横に寄り添って応援すればいいんだなと。
子どもの意見を受け入れると、会話も楽しくなりました。ただ、子どもたちがどう思っているかは分かりません。
日常の怒りや、奥様との会話はどう変わりましたか?
日常で怒りを感じた時も、なぜ今怒っているのかを考えるようになりました。相手が悪いわけではないと思えると、怒りをぶつけずに済むことが増えました。
妻と私の気持ちを合わせることは、今も難しいです。それでも、すぐに反応せず、一呼吸おいて考えてから話せるようになったと思います。
妻の意見にも、そういう選択肢があるのだと考えられるようになりました。
自分に合う働き方を探す、これからの展望
これから、どんなことに取り組みたいですか?
今後の働き方を考えることに、興味を持っています。独立のような選択肢にも関心があって、学んでいるところです。
世の中には、いろいろな働き方が増えていますよね。会社員としての時間を過ごした先にも、自分に合う働き方を見つけて頑張っていきたいと思っています。
人間関係の悩みを繰り返している人へ
同じように悩んでいる人へ、伝えたいことはありますか?
以前の私は、どんな環境でも、そこで出会った人のことを気にして、悶々と過ごしていたと思います。自分の時間を大切にできていなかったですね。
考え方を振り返れば、必ず問題が解決するというわけではないと思います。でも、自分とは違う見方に触れることは、良いことだと感じています。
気になるなら、一度触れてみてはどうでしょうか。私には、自分と向き合うことを思い出せるようになったのが、大きかったです。
CBTジム®で、評価への期待と、自分が取り組めることを整理する
CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。
周りの評価が気になって仕事を楽しめない方も、自分では決められないことと、今取り組めることを分ける選択を考えてみませんか。