評価が怖くて細部にこだわりすぎていたエンジニアが、余計な残業を減らし、資格の勉強と家族の時間を取り戻すまで

ITエンジニアのsinoさんは、上司から悪く評価されることを恐れ、指示されていない細部にも時間をかけていました。自分の時間が減り、前から必要だと思っていた資格の勉強も進められなかったそうです。

一度でも減点されたら、取り返せないのではないか。そう考えて仕事を続ける一方、家庭では、片づけなど自分の決めたルールに沿わない家族に苛立っていました。自分では当たり前だと思っていた考えが、負担になっていたといいます。

そんなsinoさんが、どのように必要な仕事と評価への不安を分け、資格の勉強に時間を使えるようになったのか。娘さんとの会話が増えた変化もお聞きしました。

Before

  • 上司は減点で評価し、一度下がったら取り返せないと思っていた
  • 指示されていない細部にもこだわり、残業で自分の時間を削っていた
  • 資格の勉強をしたいのに、忙しいことを理由に先送りしていた
  • 片づけなど自分のルールを家族にも求め、会話が噛み合わなかった

After

  • 細部へのこだわりを減らしても、評価が下がることはなかった
  • 必要以上の残業を減らし、家族と過ごす時間を確保しやすくなった
  • 勉強の時間を取り、以前から必要だった資格に合格できた
  • 妻から話を聞く雰囲気になったと言われ、娘との会話も増えた

Contents

目次

  1. 悪く評価されるのが怖くて、仕事を増やしていた頃
  2. 思い通りに進まない毎日──考え方を見直すきっかけ
  3. 人の評価と、自分の正しさへのこだわりに気づいた
  4. 残業を減らして資格に合格し、家族との会話も増えた
  5. 家族の暮らしを大切にしながら、起業を目指す
  6. 人に迷惑をかけないようにと、頑張りすぎている人へ

Trust

運営代表 / インタビュアープロフィール

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

合同会社デルタクリエイト代表社員 / 桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

インタビュアー:さき

小柳出紗季 プロフィール写真

CBTジム®運営スタッフ / CBTジム®勉強会講師 / CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

悪く評価されるのが怖くて、仕事を増やしていた頃

仕事では、どんなことを気にしていましたか?

周りはいつも自分を見て評価している、特に上司は減点でしか見ないと思っていました。一度でも減点されたら取り返せないぐらいに考えて、ビクビクしていましたね。

ITエンジニアの仕事をしているのですが、指示されているわけでも、重要な問題でもない細部に、妙にこだわっていました。もし指摘されたら大変だと思うので、自分から残業を増やしてしまう。

その分、必要な資格の勉強に使う時間がなくなっていました。

家庭では、どんな考えを持っていましたか?

出した物は片づけるべき、部屋は散らかっていてはいけないという考えが強くて、家族の行動がそのルールに沿わないと、イライラしていました。

自分では押し付けているつもりはありませんでしたが、こちらの意見を聞いてもらえないことがありました。

思い通りに進まない毎日──考え方を見直すきっかけ

向き合い始めたきっかけを教えてください。

それまでの職場での経験から、上司の評価を気にして、指摘されないよう細部まで気を配るのが当たり前だと思っていました。でも、そうやって仕事を続けても評価されている感じがなく、自分の思い描いた通りに進んでいないなと感じていました。

そんな時、自分で舵を取れていないなら取り組んでみようという話を見て、確かにそうだなと。自分の人生のパイロットになるという考えが響いて、自分の考え方も見直してみようと思いました。

人の評価と、自分の正しさへのこだわりに気づいた

ワークを通じて、どんなことに気づきましたか?

日々の出来事や自分の考え・気持ちを何度も書いてみると、人の目を気にすることと、自分の正しさにこだわることが多いと分かりました。

自分でも完璧主義だとは思っていたのですが、改めて振り返ると、やっぱりそうだったのかと。自分で自分を縛っていたんですね。

一人で考える時との違いはありましたか?

自分で振り返るだけでも十分だと思っていたのですが、ほかの方からは思ってもみない角度の意見をもらえて、「その視点はなかったな」と感じることが多かったです。

仕事も資格の勉強もあったので、平日は仕事の後に題材をメモして、土日に時間を取ってまとめて書くようにしていました。

残業を減らして資格に合格し、家族との会話も増えた

仕事の進め方は、どう変えましたか?

評価を過度に気にするのをやめて、指示されていないことや、重要ではないことのために残業しないようにしました。誰も気にしていなかったことをやめただけなので、それで評価が下がることはありませんでした。

私の職場では働く時間は決まっていますが、始める時間と終わる時間について、周りと違う時間帯を試したこともあります。必要な仕事をこなしていれば、特に何も言われませんでした。早く終われると、家族と過ごす時間も増えましたね。

資格の勉強は、どう進められるようになりましたか?

会社で以前から取得を勧められていた資格があるのですが、難しそうで。「忙しいからできない」と、逃げていたところもあったと思います。

評価が怖くて増やしていた仕事と、本当に必要な仕事や自分のためになる勉強を分けて考えると、勉強の時間を取れるようになりました。AWSのSAPプロフェッショナル資格にも合格できました。

資格を取ったことへの評価もありました。細部にこだわって残業していた時とは、時間を使うところが変わったと思います。

家族との会話は、どう変わりましたか?

妻から一度、「最近は話を聞く雰囲気になった」と言われました。その頃から、娘たちとの会話も、以前より続くようになってきたと思います。

娘が一緒に過ごしながら、学校や友達の話をしてくれるようになりました。今も言い返されることはありますが、それも以前よりやり取りがあるということだと思っています。

私の考えを押し付けることが減ってきたのかなと感じます。ただ、家族がどう受け止めたかは、私の想像もあります。

家族の暮らしを大切にしながら、起業を目指す

これから、どんなことに挑戦したいですか?

今の仕事にも満足していますが、もともと自分で起業したいという思いがあります。

「失敗したらどうしよう?」「周りはどう思うだろう?」と気にしすぎて、挑戦できずにいたのかもしれません。

家族が困らないよう、足元を固めて準備をして、挑戦できるようになりたいと思っています。

人に迷惑をかけないようにと、頑張りすぎている人へ

同じように悩む人へ、どんなことを伝えたいですか?

自分は完璧主義だと思っている方や、人に迷惑をかけないようにと、必要以上に気を遣っている方にも、考え方を振り返ってみてほしいです。

私の場合は、人の評価を気にすることと、自分の中の正しさが、やりたいことを止めていました。人のことを思いやっているつもりでも、自分を縛っている場合があるのかもしれません。

やる必要のあることと、自分がやりたかったことに、改めて気づけたのは良かったと思っています。

CBTジム®で、評価への不安と、時間を使いたいことを見直す

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。

悪く思われないために必要以上の仕事を増やしてしまう方も、本当に必要なことを確かめ、勉強や家族との時間を大切にする選択を考えてみませんか。

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