ミスが怖くてメールを何度も確認──完璧を求めていたデザイナーが「こうあるべき」をゆるめて得た余裕

ウェブデザイナーのいのせさんは、思うような評価を得られず、仕事を頑張っても無駄なのではと感じていました。急な依頼が来ると、対応する意味があるのかと考え、意欲が下がっていたそうです。

メールに誤字脱字があってはいけないと、何度も確認する。予定していた仕事ができないと、できなかったことばかりに目が向く。趣味の漫画でも、面白くないかもしれないと思うと、完成まで進めにくかったといいます。

そんないのせさんが、完璧を求めすぎず、どのようにできたことを認められるようになったのか。メールの返信、会いたい人への連絡、漫画の制作で起きた変化をお聞きしました。

Before

  • メールに誤字脱字があってはいけないと思い、何度も確認していた
  • 予定した仕事ができないと、できなかったことばかり考えていた
  • 会ってみたい人がいても、自分から連絡することを諦めていた
  • 趣味の漫画が面白くないかもしれないと思い、制作に時間がかかっていた

After

  • 確認を繰り返さず返信できるようになり、一部のメール対応の時間が半分ほどになったと感じている
  • 割り込みの仕事も含め、実際にできたことを認められるようになった
  • 会いたい人に自分から連絡して会い、楽しい時間を過ごせた
  • 最後まで完成させることを大切にし、作品を多く発表できるようになった

Contents

目次

  1. 完璧を求め、できなかったことばかり見ていた頃
  2. 完璧主義を手放した人の話──向き合い始めたきっかけ
  3. できなかったことだけでなく、できたことも認められた
  4. メールの返信も、人との交流も、漫画の制作も進み始めた
  5. 仕事も趣味も、軽やかに努力していきたい
  6. 本を読んでも変わらないと感じている人へ

Trust

運営代表 / インタビュアープロフィール

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

合同会社デルタクリエイト代表社員 / 桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

インタビュアー:さき

小柳出紗季 プロフィール写真

CBTジム®運営スタッフ / CBTジム®勉強会講師 / CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

完璧を求め、できなかったことばかり見ていた頃

考え方を振り返る前は、どんな状態でしたか?

会社で評価について話す時期に、望むような評価をもらえず、仕事への意欲がかなり下がっていました。頑張っても評価されないんだなと思ってしまって。

クライアントから急な要望や連絡が来ても、「こんなにやっても評価が上がらないのに、対応する意味があるのかな?」と考えてしまうことが多かったですね。

仕事の進め方で、こだわっていたことはありますか?

メールには誤字脱字があってはいけないと思って、文面を何度も確認してから返していました。

仕事は時間内に終わるべきだとか、今日中にしてほしい仕事を夕方に回してはいけないとか、そういう考えも強かったです。予定した仕事ができないと、「今日もできなかった」と落ち込んでいました。

完璧主義を手放した人の話──向き合い始めたきっかけ

向き合い始めたきっかけを教えてください。

仕事が進めやすくなるという話に興味を持って、説明を聞きました。そこでエンジニアの方が、完璧主義を手放して仕事の進み方が変わったという体験を話されていて。

自分にもすごく当てはまると感じたので、それなら試してみたいと思いました。

できなかったことだけでなく、できたことも認められた

ワークから、どんなことに気づきましたか?

出来事と頭に浮かんだ考えを書いてみると、「こうあるべき」という考えや、0か100かで判断することが、何度も出てきました。

できたことにも目を向けるよう、繰り返し試すうちに、「これはできなかったけれど、これはできた」と、両方を見られるようになったと思います。

忙しい時は、どう取り組んでいましたか?

残業が増えるとまとまった時間を取れないので、昼休みにスマホで途中まで入力して、夜に続きを書くなど、細切れに進めていました。

しっかり時間を取れないと「今日もできなかった」と自己嫌悪になっていたのですが、少しでも進められれば、「今日はちょっとやったからよし」と思えます。

メールの返信も、人との交流も、漫画の制作も進み始めた

メールへの対応は、どう変わりましたか?

自分が誤字のあるメールをもらっても、それだけで取引をやめることはありませんよね。大抵は内容も伝わります。そう考えると、何度も確認しなくても、一回でよいと思えるようになりました。

定型文で返せる場合や、そもそも返事をしなくてよいメールにも気づきました。全てのメールではありませんが、やり取りの多い案件では、返信にかかる時間が半分ぐらいになったのではないかと感じています。

仕事では、ほかにどんな変化がありましたか?

仕事では、もともと何にどれくらい時間がかかったかを記録していたのですが、その記録の仕方を変えました。今は、何にどれくらい時間をかけたいかという予定と、実際にかかった時間を分けています。

途中で別の仕事が入った時も記録すると、予定の仕事ができなかった理由だけでなく、その代わりに対応できた仕事も分かります。予定通りに進まなかったことだけを見て、落ち込まなくなりました。

会いたかった人には、どのように声をかけたのですか?

インターネットで知り合って、ずっと会ってみたいと思っていた方がいました。以前なら、ハードルが高いと感じて諦めていたと思います。

ワークの期間が終わった後、会いに行こうと決めて自分から連絡すると、すんなり行動に移せて、実際に会うことができました。

会って話すのはすごく楽しくて、新しいことができた達成感もあって。その後もしばらく意欲が続きましたね。

趣味の漫画では、どんな変化がありましたか?

一ページぐらいのエッセイ風の漫画を描いています。描いていて、面白くないかもしれないと思うこともあります。

今は、完成させて発表することに意味があると思って、まず最後まで描くようにしています。制作も以前より早くなり、多くの作品を発表できるようになったと思います。

仕事も趣味も、軽やかに努力していきたい

これから、どんなことを目指したいですか?

軽やかに努力できるようになりたい、というのがテーマです。

仕事では、もっと技術を身につけたり、大きな仕事をしたりしてみたいです。趣味の絵も、もっとたくさん発表して、人に見てもらいたいと思います。

努力はしんどいものだという思い込みを手放して、続けていけたら嬉しいですね。

本を読んでも変わらないと感じている人へ

以前の自分に、今ならどんな言葉をかけたいですか?

私は自己啓発の本を読むのが好きです。でも、本を読んだりセミナーに行ったりしても、あまり自分が変わらなかったと思うことがありました。

「今回も同じかもしれない」と思っていた自分には、読むだけでなく、実際に取り組んでみてほしいと伝えたいです。ほかの方から、自分では思いつかない見方を教えてもらえるのも大きいと思います。

今も、全てが良くなったわけではありません。でも、苦しい気持ちになった時に、考えを振り返るという選択肢を持てたのは、心強いと感じています。

CBTジム®で、完璧を求める気持ちと、できたことの見方を整理する

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。

できなかったことばかり気になって挑戦を諦めてしまう方も、実際に進んだことを確かめ、まず連絡する、作品を完成させるといった選択を考えてみませんか。

\ のべ2,000人以上が参加済み!/

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