「分かってくれない」と、職場でも家庭でも苛立っていた頃
以前は、どんな場面で苛立ちを感じていましたか?
職場で上司や同僚にお願いをした時、「なんでそんなことを言うんだ」という反応が返ってきたことがありました。その場ではなかなか怒れず、後からずっとイライラしていました。
家庭でも、相手から予想外の言葉が返ると、塞ぎ込んだり、反対に攻撃的になったりしていました。うまくいく時もあるのですが、気持ちが通じない時は「なぜこんなに分かってくれないのか」と思っていました。
その時、自分の中にはどんな考えがありましたか?
家庭なら「夫はこうあるべき、妻はこうあるべき」、職場なら「上司はこうあるべき」という考えが強かったと思います。
自分の基準から外れていると感じると、相手にも自分にもイライラしていました。そのために、やり取りがうまくいかないこともあったと思います。
仕事も人間関係も良くしたい──考え方を見直し始めたきっかけ
自分の考え方に興味を持ったきっかけは何でしたか?
本屋でたまたまサトマイさんの本を見つけ、少し読んで興味を持ちました。その後、動画も見るようになりました。
もともと統計に基づいた話が好きだったので、自分の考え方を見直して、より良い方向へ向かうという話にも関心を持ちました。
当時、何を変えたいと思っていましたか?
仕事でも人間関係でも、行き詰まっているように感じていました。何もかもがうまくいっていないわけではありませんが、もう少し仕事の状況や人間関係を良くしたかったんです。
本には、多くの人が取り組んだ結果も紹介されていました。それを読んで、私も試してみようと思いました。
書いて振り返るうちに、自分の「こうあるべき」に気づいた
続ける中で、どんなことに気づきましたか?
自分は、相手にも自分にも「こうあるべき」と強く求めていたんだと、改めて気づきました。その基準から少しずれるだけで、ストレスを感じていたんです。
ほかの方が書いたものを見ると、同じような出来事でも捉え方が違いました。人によって、こんなに違う見方をするのかと勉強になりました。
書くことには、どのように慣れていきましたか?
最初は、一つの出来事にいろいろな考えが浮かび、「これは別の考えなのか、同じことなのか」と迷いました。
小さなストレスを感じた出来事や、少し前の出来事を思い出して、「どうして気になったんだろう?」と書くようにしました。何度か書くうちに、少し良い方向に向かえそうだと思えました。
子どもと妻が寝た後の時間を使うことが多かったです。それまで動画を見たり本を読んだりしていた時間を使い、まずは1か月続けようと決めていました。
伝え方を選べるようになり、職場や家庭でのやり取りが変わった
職場では、どんな変化がありましたか?
お願いに対して予想外の反応が返っても、「どうして相手はそう考えたんだろう?」と考えられるようになりました。
相手の立場を考えたうえで、言うべきことは言い、引くところは引く。伝え方を変えたり、話すタイミングを考えたりもするようになりました。自分の受け答えが変わると、相手の反応も良くなったように感じています。
妻との関係では、どんな変化を感じていますか?
妻が私の言動にイラッとすることが、減ったような気がします。
私が妻を理解しようとすることで、妻も私を理解しようとしてくれているのかなと思います。あくまで私の推測ですが、私への接し方も良い方向に変わったと感じています。
家庭と仕事を大切にしながら、活動の場を広げたい
これから、どんなふうに過ごしていきたいですか?
家庭と仕事のバランスを取り、それぞれの人間関係を充実させたいです。それを一番大切にしたいと思っています。
子どもが生まれてからは、生活の場がほぼ家庭と職場の二つでした。子どもも少し大きくなってきたので、これからは違う場でも活動できたらと思っています。
「分かってもらえない」と悩んでいる人へ
同じように悩んでいる人へ、伝えたいことはありますか?
私も最初は半信半疑でした。本や動画を見て、何か変わるかもしれないと思い、まずやってみました。
実際に取り組むと、自分では期待していた以上に、人とのやり取りが変わったと感じています。悩んでいる方には、まず試してみるという選択もあると、自分の経験からお伝えしたいです。
CBTジム®で、「分かってほしい」気持ちと伝え方を見直す
CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。
職場や家庭で「なぜ分かってくれないの?」と感じる方も、自分の期待と相手の立場を整理し、伝え方や話すタイミングを選ぶことから考えてみませんか。
