子どもは何を考えている?──思い通りに動いてほしかった私が、相手の気持ちを想像して変わった家族との会話

グラフィックデザイナーのKさんは、子どもが思うように動かないと、だんだん感情的になっていました。怒りをぶつけると、子どもからも怒りが返ってくる。そんなやり取りが日常のように起きていたそうです。

仕事でも、嫌だと思った瞬間に、怒りで頭がいっぱいになることがありました。夫との踏み込んだ会話も、子ども中心の生活の中で後回しになり、どう聞いたらよいか分からなくなっていたといいます。

そんなKさんが、自分の決めつけに気づき、どのように落ち着いてやり取りできるようになったのか。子どもや夫との会話に加え、仕事のメールの往復が減った変化もお聞きしました。

Before

  • 息子が思うように動かないと、怒りをぶつけて言い合いになっていた
  • 大きな修正依頼が来ると、担当者の確認不足だと決めつけていた
  • 仕事のメールで決める人や内容が曖昧になり、何往復も確認していた
  • 子ども中心の生活で、夫との踏み込んだ会話を後回しにしていた

After

  • 息子の考えも想像でき、感情的になる回数が減った
  • 修正依頼に落ち着いて向き合い、解決に向けて相談できるようになった
  • 相手が答えやすい伝え方を考え、メールの往復回数が減った
  • 夫への話しかけ方も考え、感情的にならず会話できる機会が増えた

Contents

目次

  1. 息子に怒っては言い合いになっていた頃
  2. 気持ちとの付き合い方を知りたい──向き合い始めたきっかけ
  3. 怒りの前にある、自分の決めつけに気づいた
  4. 家族と落ち着いて話せるようになり、仕事のやり取りも変わった
  5. 立場の違う人と協力して進める、これからの展望
  6. 分からないことを、恥ずかしくて聞けない人へ

Trust

運営代表 / インタビュアープロフィール

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

合同会社デルタクリエイト代表社員 / 桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

インタビュアー:さき

小柳出紗季 プロフィール写真

CBTジム®運営スタッフ / CBTジム®勉強会講師 / CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

息子に怒っては言い合いになっていた頃

子どもとのやり取りで、どんなことが大変でしたか?

息子にこうしてほしいと思っても、なかなか動いてくれなくて。親の都合も大きかったと思います。

最初は優しく言うんですが、それでも動いてくれないと、最後は感情的になって怒りをぶつけてしまう。息子も怒りを返して、そういうやり取りがほぼ毎日起きていました。しんどかったですね。

仕事や夫との会話では、どうでしたか?

仕事でも私生活でも、嫌だと思った途端、怒りで頭がいっぱいになっていました。

子ども中心の生活で夫婦の会話を後回しにしていたので、夫とは踏み込んだ話があまりできていませんでした。少し余裕ができても、どう話しかけて、どう聞けばよいのか分からなくなっていて。

気持ちとの付き合い方を知りたい──向き合い始めたきっかけ

考え方を振り返ろうと思ったきっかけは何でしたか?

息子との言い合いがしんどくなっていた時、サトマイさんの動画で気持ちのコントロールについての話を知って、挑戦してみたいと思いました。

その後、実際に取り組んだ方の体験談を聞く機会があり、どんな場面で役立ったかを話す姿がかっこよく見えたんですね。私もこんな大人になりたいなと思いました。

始める前には、どんな期待がありましたか?

その方と話してみたいと思いましたし、いろいろな方とやり取りできることも楽しみでした。

何としても変えてやろうというより、面白そうな人たちと一緒に取り組めたらいいなという気持ちも大きかったです。

怒りの前にある、自分の決めつけに気づいた

ワークを重ねて、何が見えてきましたか?

出来事や、その時に浮かんだ考え・感情を書いて振り返ると、決めつけたり、0か100かで考えたりすることが多いと分かりました。

嫌だと思って怒る前に、自分の中で何かを決めつけている。それに気づいて、感情をぶつける前に考えを見直せるようになりました。

息子との言い合いも、先に私が怒りを出すから、息子の怒りが返ってきていたのだと思います。自分の感情を少し離れて見ると、そういうことにも気づけますね。

取り組む中で、難しかったことはありますか?

最初はやり方が合っているか分からず、変化の実感もなかったのですが、ほかの方はよくできているように見えて、なかなか質問できずにいました。

最後の方でようやく質問して理解が深まったので、もっと早く、恥ずかしがらずに聞けばよかったですね。

土日は休むと決め、主に平日の朝にワークをしていました。ほかの方の投稿への返事は、お昼休みにすることが多かったです。

家族と落ち着いて話せるようになり、仕事のやり取りも変わった

家族との会話では、何が変わりましたか?

息子が何を思い、何を言いたいのかも想像できるようになり、私が感情的になる回数が減りました。

夫の仕事の愚痴や嫌だった出来事にも、それまで寄り添えていなかったと気づきました。夫が話しやすいよう、どう話しかけるかを考えるようになって、感情的にならず会話できる機会が増えたと思います。

仕事では、どんな変化がありましたか?

私の仕事では修正が頻繁にあるのですが、以前は大きな修正が入ると、担当者が確認を取っていないからだと決めつけて怒っていました。

今は、「私も始める前に確認できたことがあったかもしれない」と、一度落ち着いて考えられます。早く解決するにはどうしたらよいか、相手と相談できるようになりました。

周囲とのやりとりで、変わったことはありますか?

仕事のメールやチャットのやり取りで、以前は、誰が決めるのか曖昧なまま、「どうしたらいいですか?」と送ることがありました。日時や場所、誰が何をするか、修正内容などを何往復も確認するのが、当たり前だと思っていたんです。

相手の立場を考えて、答えやすい問いかけをするようになったら、往復回数が減りました。私も楽になり、仕事を進めやすくなったと感じています。

立場の違う人と協力して進める、これからの展望

これから、どんなことを目指したいですか?

地域の公共イベントや、子どもに関わるイベントを運営することがあり、自治体の方をはじめ、いろいろな立場の方と関わります。

それぞれの立場を考えて、プロジェクトを進められるようになりたいですね。関わる皆さんのストレスが少しでも減るような、仕事の進め方をしていきたいです。

分からないことを、恥ずかしくて聞けない人へ

これから取り組む人へ、どんなことを伝えたいですか?

やり方が合っているか分からない時も、やる気が出なくなった時も、遠慮せずに聞いてみてほしいです。私は最後の方まで聞けず、もっと早く質問すればよかったと思いました。

分からないことを知るのは、面白いと思っています。最初から全部を理解しようとするより、どんなものだろうと覗いてみるぐらいの気持ちでもよいのではないでしょうか。

CBTジム®で、怒りの前にある決めつけと、会話の仕方を見直す

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。

思い通りに動かない家族や急な修正依頼に苛立つ方も、自分の受け止め方を整理し、相手の考えや必要な情報を確かめる選択を考えてみませんか。

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