一度の失敗で、自分の全部がダメになるわけじゃない。完璧を求めて止まっていた私が、小さく動けるようになるまで

まっきーさんは、職場で思うような評価を得られないと、「自分はダメな人間だからだ」と考えていました。新しく始めたいことの勉強も、途中で行き詰まると、なかなか先へ進めなかったといいます。

やるなら完璧にしなければいけない。その思いが取り組みを重くし、先延ばしにつながっていました。周りには穏やかに見られていても、心の中では葛藤があり、自分を抑えながら笑っているように感じていたそうです。

そんなまっきーさんが、できないことばかりに目を向ける考え方に気づき、どのように小さなことから取り組んでもいいと思えるようになったのか。仕事で指摘を受けた時の受け止め方や、上司とのやり取りに生まれた変化をお聞きしました。

Before

  • 完璧にやろうとするほど気が重くなり、取り組みを先延ばしにしていた
  • 評価されないことや失敗を、自分がダメな人間である証拠のように受け止めていた
  • 納得できない上司の要求に、やりたくないという気持ちが強くなっていた
  • 表面では笑っていても、心の中では葛藤し、自分を抑えていた

After

  • 大きな成果を急がず、小さなことから取り組んでもいいと思えるようになった
  • 指摘された仕事の一部分と、自分という人間を分けて考えられるようになった
  • 仕事を進めるために、別のやり方を軽く提案できるようになった
  • 自分も相手も許せることが増え、心から笑顔でいられると感じている

Contents

目次

  1. 完璧にできない自分を責め、先延ばしにしていた頃
  2. 完璧主義と先延ばしを変えたい──向き合い始めたきっかけ
  3. 「小さなことからでもいい」と、完璧を求める気持ちが緩んだ
  4. 指摘を自分への否定と捉えず、上司にも提案できるようになった
  5. 損得だけで決めず、自分の興味も大切に
  6. 完璧にできないと始められない人へ

Trust

運営代表 / インタビュアープロフィール

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

合同会社デルタクリエイト代表社員 / 桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

インタビュアー:さき

小柳出紗季 プロフィール写真

CBTジム®運営スタッフ / CBTジム®勉強会講師 / CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

完璧にできない自分を責め、先延ばしにしていた頃

以前は、どんな時に自分を責めていましたか?

失敗すると、「自分はダメな人間なんだ」と考えて、自分を責めていました。

職場であまり評価されない時にも、そうでした。思うように出世していないのは、自分がダメな人間だからなんだろうと、ずっと考えていたんです。

新しいことを始める時も、難しさがあったのでしょうか?

副業を始めたいと思って勉強していたんですが、うまくいかなかったり、行き詰まったりすると、その先へ進むのが嫌になってしまうことがありました。

自分でも、完璧主義や先延ばしが、行動できない原因になっていると感じていました。やるなら完璧にしないといけないと思うほど、気が重くなって、どんどん後回しにしていたんです。

完璧主義と先延ばしを変えたい──向き合い始めたきっかけ

考え方を見直そうと思ったきっかけは何ですか?

勉強会で、完璧主義や先延ばしについての話を聞いたことです。ちょうど自分が悩んでいたことだったので、その考え方を変えられるなら、やってみようと思いました。

始める時の目標は、自分の思い込みに気づくことと、完璧主義や先延ばしを変えていくことでした。

最初から、自分の気持ちを言葉にできましたか?

最初は、何について書けばいいのかが、よく分かりませんでした。それまでは、日々の出来事を振り返らずに流していたので、そこに目を向けることが難しかったんです。

仕事中や普段の生活で気持ちが動いた時に、少しメモを取っておくようにしました。後から思い出しやすくするためです。

「小さなことからでもいい」と、完璧を求める気持ちが緩んだ

書いたことをほかの人に見てもらって、どんな気づきがありましたか?

「もっとできたことに目を向けた方がいい」と言ってもらったことがありました。言われてみれば、いつもできないことばかり見て、自分を否定していたなと気づいたんです。

その背景には、「やるなら完璧にやらなければいけない」という考えがありました。でも、小さなことから少しずつ取り組んでもいいんだな、完璧にできなくても自分を許していいんだなと思えるようになりました。

勉強がうまく進まない時の捉え方も変わりましたか?

大きな成果ばかり求めず、目の前のことを少しずつ進めればいいと思うようになりました。

うまくいかないことがあっても、「ほかに違うやり方はあるかな?」と考えたり、うまくいかない時もあると認めたりできるようになったと思います。副業はまだ勉強している段階ですが、最初から完璧でなくてもいいと思えたのは大きかったです。

自分の気持ちにも、気づけるようになりましたか?

以前は、ただ苦しい、ただイライラするだけでした。書いて言葉にすると、自分がどう感じているのか分かるようになりました。

途中からは、「何を書けばいいか浮かばない」という気持ち自体も書いていました。書こうとする時にも、いろいろ考えているんだと気づきましたね。

指摘を自分への否定と捉えず、上司にも提案できるようになった

仕事で指摘された時は、どう考えるようになりましたか?

評価されるに越したことはないです。でも、仕事で何かを指摘されたからといって、自分という人間がダメなわけではないと思えるようになりました。

指摘されたのは、その仕事の一部分なんですよね。「自分は全部ダメなんだ」と受け取らず、指摘された部分と自分自身を分けて考えられるようになったと思います。

職場でのやり取りは、どのように変わりましたか?

上司から、ちょっと難しいと思うことを求められると、以前は「それはおかしい」「やりたくない」という気持ちが強くなっていました。

今は、相手の立場も考えて、「それなら、こうした方がいいんじゃないですか?」と軽く提案してみることもあります。

納得できない時も、「どうせやるなら、気持ちよく仕事を進めたい」と考えるようになりました。ただ気持ちを抑えていた頃より、上司とのやり取りが楽になったと思います。

表面上の態度だけでなく、気持ちも変わったのでしょうか?

もともと、あまり感情を表に出さない方だったので、周りからは怒ったり乱れたりしない人だと思われていたと思います。でも、自分の中ではすごく葛藤しながら、顔では笑っている感じだったんです。

今は、「自分の考えだけが正しいわけではないかもしれない」「相手は違う考えなのかもしれない」と思えることが増えました。自分も許せるし、相手も許せることが多くなったと思います。

自分を抑えて笑うのではなく、心から笑顔でいられることが増えたと感じていますね。

損得だけで決めず、自分の興味も大切に

今、新しいことを選ぶ時に大切だと思うことは何ですか?

以前は、「これをやったら得か、損か」で決めていたと思います。

でも、少し興味があるなら、どうなるか分からなくても踏み出してみればいいんじゃないか。迷っていた頃の自分には、今はそう伝えたいです。

完璧にできないと始められない人へ

同じように悩む方へ、どんなことを伝えたいですか?

私にとって、心強かったのは、一人で取り組むわけではなかったことです。周りの人が応援してくれますし、自分も応援したくなるんです。

孤独に頑張るという感じではなく、みんなで一緒に取り組んでいると思えました。始める前は、どんな感じなのか分からなくて不安もあると思いますが、私は安心して取り組める場所だと感じました。

CBTジム®で、完璧にできない自分を責める前に立ち止まる

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。

完璧にできるまで始められない方も、すでにできていることや今取り組めることを確かめ、無理のない大きさで試す選択を考えてみませんか。

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