苦手な人との会話も自分のペースで話せる──人との関わりを変えられた経験が私の自信になった

漫画家として活動し、NPO法人も立ち上げたさっつんさんは、その場のノリや素早い返答を求められる会話に、苦手意識がありました。

気の合う人とは楽しく話せても、苦手な相手との会話には、いつ入ればよいのか分からない。5、6人の集まりで挨拶をする時も、「自分はそういうキャラではないから」と、できれば避けたいと思っていたそうです。

そんなさっつんさんが、自分の考え方を振り返り、どのように相手の言葉を落ち着いて聞けるようになったのか。苦手だった人との立ち話を楽しめた経験と、自分で変われたという自信が生まれるまでの過程をお聞きしました。

Before

  • その場のノリや素早い返答を求める相手が苦手で、会話を避けたいと思っていた
  • 少人数の集まりでの挨拶など、人前で話すことにも抵抗があった
  • 「時間がないから仕方ない」など、何かのせいでできないと考えがちだった
  • 「あれもこれもやらなければ」という義務感や、日常の緊張が強かった

After

  • 苦手だった相手の言葉や表情が入ってくるようになり、立ち話を楽しめた
  • 以前と比べて、人前で話すことへの抵抗が減った
  • 自分の受け止め方から変えられると気づき、自分で取り組めたことが自信になった
  • 義務感や緊張が以前より減り、気持ちの荷が軽くなったと感じた

Contents

目次

  1. 会話に入るタイミングが分からず、人前で話すのを避けていた頃
  2. NPOを動かすために話せるようになりたい──苦手意識に向き合うきっかけ
  3. 「何かのせいでできない」と考えていることに気づいた
  4. 苦手だった相手の言葉が入ってきて、立ち話を楽しめた
  5. NPOで伝えたいことを形にし、人と関わる場面を楽しみたい
  6. 会話への苦手意識から、一歩踏み出したい人へ

Trust

運営代表 / インタビュアープロフィール

運営代表:佐藤舞(サトマイ)

佐藤舞(サトマイ)プロフィール写真

合同会社デルタクリエイト代表社員 / 桜花学園大学客員教授
科学的な脳トレ「CBTジム®」を主宰。過去2600人に提供。
企業のマーケティングリサーチや需要予測などを行いながら、ビジネス統計学の専門家として、地上波テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、経済メディアを通して、情報発信を行う。
上場企業の社外取締役も務める。

インタビュアー:さき

小柳出紗季 プロフィール写真

CBTジム®運営スタッフ / CBTジム®勉強会講師 / CBT実践歴6年
完璧主義によって仕事が思うようにパフォーマンスを発揮できなかったところから、CBTを通じて仕事の生産性が上がっただけでなく、自分や家族、仲間を大切にしながら、価値観にそって仕事に取り組めるようになった。

会話に入るタイミングが分からず、人前で話すのを避けていた頃

以前は、どんな相手との会話が苦手でしたか?

自分と感覚が近い人とは楽しく話せましたが、活動的で、その場のノリを求める人には苦手意識がありました。すぐに言葉を返すようなやり取りになると、もうダメだと思っていました。

人前で話す時も、予定していないやり取りが入るので、できれば避けたかったです。5、6人の集まりで挨拶をするだけでも、嫌だなと思っていました。

会話の中では、どんなことに困っていましたか?

子どもの頃から、大縄跳びに入るような感覚がありました。みんなはうまく入るのに、私はどのタイミングで入ればよいか分からない。「ここかな?」と思っているうちに、乗り遅れてしまうんです。

相手の言葉を受け止めて返すのが、自分は遅いように感じていました。

NPOを動かすために話せるようになりたい──苦手意識に向き合うきっかけ

話すことへの苦手意識を見直そうと思ったのは、なぜですか?

NPO法人を立ち上げようと思ったことがきっかけです。自分で動かしていきたいのに、人前で話せないままでよいのかと思いました。

「私はそういうキャラではないから」と避けるより、話せるようになった方が自分も楽になると思ったんです。

ほかにも、変えたいと思っていたことはありましたか?

家にいると、「あれも、これもやっていない」といろいろなことが目につき、気づくと時間が過ぎていました。

どうしたら集中できるのかと思っていたので、仕事の進め方や時間の使い方を見直せそうだという点にも関心を持ちました。会話と、集中できないことの二つが悩みでした。

「何かのせいでできない」と考えていることに気づいた

書いて振り返る中で、どんなことに気づきましたか?

「何かのせいで、私はできない」と考えるクセがあることです。「誰かのせい」とは言わず、「時間がないからできない」「こんな状況なら仕方ない」と、自分を納得させていました。

長い間そう考えていたのだと気づき、このままでは何も変えられないかもしれないと思いました。

その考え方には、どのように向き合いましたか?

日々の出来事について、何が起きて、その時に自分はどう考えたかを書いて振り返りました。最初は一つの悩みに絞らず、家族とのやり取りや、外で起きた小さな出来事など、いろいろな場面を取り上げていました。

例えば、自分の悩みの原因を、母親の育て方に求めていたこともありました。母はすでに亡くなっていたので、昔の出来事を思い出しながら、自分がどう受け止めていたのかを振り返りました。ただ、うまく整理できないこともありました。

一つのワークで急に変わったわけではありません。いろいろな出来事を振り返るうちに、「何かのせいでできない」と考えていたことには、自分の受け止め方も関わっていたのだと実感するようになりました。

苦手だった相手の言葉が入ってきて、立ち話を楽しめた

会話で変化を感じたのは、どんな場面でしたか?

できれば会いたくないと思っていた相手に、また会った時です。話してみると、すごく話しやすかったんです。

相手が親しげに話しかけてくれて、私も言葉を返し、立ち話が長くなりました。「今、この人に抵抗がない。人と話すのが楽しい」と気づきました。

以前とは、何が違っていましたか?

相手の言葉や表情、話す時の調子が、すっと入ってきました。私の感覚では、スローモーションのように感じるほどでした。

自分を保ったまま、相手や周りの様子を見られていたのだと思います。以前は緊張して、相手に飲み込まれていたのかもしれません。

人前で話すことへの抵抗や、「あれもこれもやらなければ」という義務感も減り、気持ちの荷が軽くなったと感じています。

漫画の仕事そのものには、あまり変化はありませんでした。もともと自分のペースでできることには困っていなかったので、私が変化を感じたのは、人とのやり取りや、相手の言葉への反応でした。

まだ難しいと感じていることもありますか?

いつもと違う行動を試す練習は、まだ十分に使いこなせていない気がします。考え方に気づいた段階で変化を感じ、それで満足していたところもありました。

NPOで伝えたいことを形にし、人と関わる場面を楽しみたい

これから、どんなことに取り組んでいきたいですか?

NPO法人を立ち上げて、今はスタートの時点です。伝えたいことがあるので、いろいろな場面で楽しめるようになりたいです。

「やればできるんじゃないかな」と思えたことも大きいです。その気持ちを、行動に移していきたいと思っています。

会話への苦手意識から、一歩踏み出したい人へ

同じように悩んでいる人へ、伝えたいことはありますか?

自分で取り組み、自分や状況を変えられたという手応えが、私にはとても大きかったです。誰かの助言を聞くだけでなく、自分でできたことが、自信にも財産にもなりました。

私自身、取り組むことでその手応えを得られたので、迷っている方にも試してみてほしいと思います。

CBTジム®で、苦手な会話で浮かぶ考えを見直す

CBTジム®では、とっさに浮かぶ考えや感情を書き出し、思い込みや決めつけに気づくワークを通じて、日常の行動選択を見直していきます。

苦手な相手との会話を避けたくなる方も、話す時に何を心配しているのかを整理し、相手の言葉を聞いて自分のペースで返す選択を考えてみませんか。

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